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70:ようやくシクルの探検

だいぶ前に到着していた第6の街、シクルを探検する話!


 ――ファイでいろいろあって、ファスタウンにオークションというものを教えてもらったり、とわりと充実して、ついでにファイの探検もだいたいできたからボクは1回飛ばしたシクルの探検をすることにした。


 ということで、あのたった1度きりしか足を踏み入れることのなかった第6の街、シクルをよく見ながら探検をはじめ……とりあえずセーフティゾーンにある銅像についてすぐ近くにあった食堂の人に食事がてら聞くと……


 『あぁ、あの銅像はこの国の初代国王様だよ』


 食堂の人が言うには、この銅像のモデルである初代国王はこの街にある商会の何代目かの長の次男として生まれ、いろいろとあって国を作り、王様になったらしい。


 「あれ、ここって国あったんだ?」

 『まぁ、国としてあったのもだいぶ昔の話だけどね。だが、名残自体は残っているからね』


 その名残が残ってる街は第7の街、セブ。その街は、ファイがある川の向こう側にあり、言うならば次にプレイヤー達が目指すべき場所らしい。


 「え、ていうかあの川って超える方法あるんですか?」

 『あぁ、知らなかったのかい?』


 そう言って食堂の人はファイから川を渡る方法を教えてくれたけど……正直ボクにはどうしたらいいのかわからない方法だったからとりあえずお礼も兼ねてメニューを注文してその間もこの街のことや、セブのことについて話を聞いてたら……食堂を出る頃には数枚のレシピを貰えたから多分この食堂の人もいい人なんだろう。


 「あ、商会の方も行ってみようかな……」


 食堂の人から聞いた話だと商会にはやっぱり野菜から魔道具なるものまでピンキリで置いてるらしいし。もしかしたらいい素材が売ってるかもしれないし。そう思いながら入った商会は……入口部分が広くなって、沢山の人が並んでいてもぶつかったりする人もいなくてなんか、とても不思議だけどすごいと思えた。


 『いらっしゃいませ、当店へようこそおいでなさいました』

 「ここってどうやってお買い物するんですか?」

 『会計はあちらの方にあります。なお、下階はいわゆる市民向けとなってますよ』

 「素材系も1階に売ってる?」


 商会の入口で出迎えてくれた人はそれから各階にどういうものが売ってるか教えてくれて、もし欲しいのがあってどこにあるかわからない場合は聞いたら教えてもらえるらしい。


 『何か入り用なものはありますか?』

 「じゃあ素材系ってありますか」

 『素材ですね。それなら2階にございます』


 そう教えてもらってから商会の人に軽く一礼をして、2階に続く階段をあがっていた。


 ついでに1階が食材、2階が素材(石)、3階が素材(植物)、4階が服、5階が装備アイテム、6階が家具で7階には従業員とオーナーの控室とかオーナーの自宅があるらしい。なお、エレベーターはないけど、浮遊円盤というのがエレベーターの代わりがあるみたい。


 「わー……結構いいお値段……」


 ちょっと珍しそうな石とかはやっぱりいいお値段で、普通の石も売ってるけどそっちは籠に入った状態でコインが15枚で好きな石を10個選ぶ感じになっていた。


 「あ、この辺は欲しい……えっとコインは、足りるかな」


 それから数時間後、ボクはアイテムボックスを充実させ、懐がちょっと減ったけどだいぶ満足をして商会を出てきた。それにしても……


 「耐火のゴーグルも魔改造できるとは思わなかったなぁ……」


 そう、この商会には装備品を改造することができる施設もあって、せっかくだからとあまり使わない耐火のゴーグルを改造してもらった。それでついたおまけが……遮光とタイミング表示だった。

 ちなみに遮光は文字通り光を遮って、目を守ってくれるサングラスみたいな効果で、タイミング表示は鍛冶中とかタイミングをリズムゲームみたいに表示してくれる機能らしい。


 「またサーディに行こうかなっと」


 改造耐火のゴーグルの性能を確認したくてサーディの鍛冶場に行った結果、また相槌をすることになったけど今回は2回で済んだからセーフだと思う。


 「あ、そういえばセブのことカズに聞いた方がいいかなぁ……」


実は次の街のヒントはこっちの街にあるというオチでもあった。

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