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12:訓練所で講習会からの

訓練所で講習を受けたらクエストを拾う話


 ――ファスタウンで冒険者紹介所の登録を終えたボクは、セーフティゾーンからセカンに移動して、さっそく本来の目的だったセカンの街の探検をはじめた。とは言ってもまだ奥の方は行かないつもりだけど。


 セカンのセーフティゾーンの南側に正門があって、そのすぐ右側に衛兵の詰め所があり、その向かいには冒険者紹介所があって、その横が解体所。多分この街の訓練所はその奥の方にありそうだからまずはそっちから埋めるのがボクの中にある作戦だ。


 「……って思ってたのに。思いのほか近かった……」


 とりあえず最初の目的地のはずだった訓練所は紹介所の真後ろにあって、話を聞けばそれぞれの講習は毎日朝昼夕の3回行ってるらしく……


 『参加したい場合は空きがなければ予約という形になります。予約入れますか?』

 「じゃあ今日の夕方と明日の夕方のどっちかに空きはありますか?」

 『……どちらにも空きがありますがどうします?』


 そう聞かれたボクが返した答えは今日の夕方で、いざその講座の時間になり割り当てられた部屋に行ってわかったことは錬金術師の講座はほぼ埋まることがないし、むしろ傍から見れば個人授業のようにしか見えないことばかりだということだった。


 そんなわけで訓練所で受けた錬金術師の講座の最初はそんな愚痴から入ったのはある意味しょうがないことなのかもしれない……


 『今回は初心者向け講座だったが、他にもあるからまた来てくれてもいいからな?』

 「あ、先生。お薬の講座とかはどの段階になるんですか?」

 『薬は中級講座からだな……ん? そう聞くということはすでに何か薬を作ったのか?』

 「えっと、このワールドの前のとこでバフ薬っていうのを……」


 そういえばこのゲームのNPCって5人世界の方ってどういう認識なんだろと言ってから気になったけど、その先生……講座で話をしていた人は驚いた表情をして……


 『この、世界にかつてあったという村がどこかにあるらしい……どうか、君がいつかその村にたどり着いた時に……この手紙を、届けてはくれないだろうか……』


 先生がそう言った瞬間、前に聞いたことのあるぽーんという軽い音と共に前に見たことがあるようなモニターが出てきてそこにはやっぱりクエストという文字があって……


 《クエスト:(いにしえ)への手紙が発見されました。受注しますか? ※このクエストは長期受注となります。途中で破棄をすることが出来ません。また、特定の条件のクリアが確認されました。マップに村の位置を表示します》


 まさか、5人世界のことがキーワードになるとは思っていなかったし、いろいろと気になる文言も書いてあるし、ただわかることはこのクエストを拒否する理由がボクにはないということだけだった。

 だからクエストを受注して、先生から手紙を受け取ればそこには村でお薬のことを教えてくれた人の名前がやっぱり記されていた。


 「先生はこの人と知り合いなんですか?」

 『そうだな……その方は、俺の師であり、世を捨てたお方なんだ』


 そう、先生は悲しそうな顔をしていたけど……お薬のことを教えてくれた人はどう思い出しても今目の前にいる人よりも若く見えていた記憶しかなく……だからこそ首を傾げていれば先生はひとつだけ教えてくれた。【村は時が止まっている】と……


ある意味陽葵が5人世界の方で村を拠点にしていたからこそ起こったクエストである。

ちなみに村関係のクエストは実は他にもあったりするかもしれないが陽葵には起きないことは確実である。

ついでに特定の条件は村を拠点にしたことで、もちろんクエストがヒットした理由がその村の人にバフ薬を習ったことです。ここで掲示板2に出てきたクエコンが名前を実現できないことが確定したともいえる。

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