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10:サブジョブの切り替え方と

正確に言えばジョブの切り替えは武器がどうとかではないのです


 ――ゲームの中でセカンの街にたどり着いた翌日、とは言っても普通に学校もある日だからゲームはもちろん帰宅してからなわけで……


 「隆和、サブのジョブってどうやって切り替えるの?」

 「ん? 別にあれって切り替えるとかはないけど?」


 隆和曰く正確に言えばジョブの切り替えというものはなく、ジョブの使い分けはスキルの切り替えで行うものらしく、そのスキルの切り替え方はと言えば――


 「こう……スキル画面があるだろ? で、その中を左右にスライドさせればそれぞれのジョブスキルが出るからそこをクリックであれ、思考入力とかで使えるようになるから」

 「あれ、隆和は戦ってるときもそういやってスキルとか使ってたの?」

 「いいや? 陽葵とパーティ組んでたときは別にスキル使ってないし、使っててもほとんど自動発動タイプだったからな」


 それから隆和は言う、彼がサブジョブをあまり使ってない理由を。


 「狂戦士ってスキル発動のタイミングが割とめんどくさいんだよなぁ……まぁ、切り替えるのがだるいっていうのもあるけど」

 「それっていいの?」

 「その辺は適当だな。パーティのメンツもそこまで細かいこと言ってこないし」


 とりあえず聞きたいことは聞けたから満足していたらボクは、隆和にあることを指摘された。それは言うまでもなく冒険者紹介所のことで……


 「ていうか陽葵、おまえ紹介所やっぱり登録してないのか」

 「え、した方がよかったの?」

 「そりゃな。あそこならスキルの使い方とかの講習会も普通にあったんだけどなぁ……あ、ただ登録をするならファスタウンでした方がいいから」


 その理由は単純に紹介される仕事がファスタウンの方が優しいからとは隆和談だけど。先陣からのアドバイスなら多分間違いもないだろうし、そもそも隆和がボクを騙す理由もないから

 だから今日帰ってからのログインでやることは……


 「先にセカンの探検する」

 「まぁ、そう言うと思ってたけどな……あと訓練所以外の施設は紹介所に登録してからじゃないと使えない場合のが多いから」

 「あー……工房とか?」


 隆和はひとつ頷き、ついでに治療院は紹介所に登録してなくても使えるけど登録した方が安くなるということも教えてくれた。ていうかプレイヤーも治療院を使うのか……


 「言っておくけど、体力とかは確かにプレイヤーでもヒーラーとかなら回復できるけどな……酷い怪我とかはヒーラーよりも治療院の方がいいんだよ。まぁ、陽葵の場合、あんまり関わらなそうだけど」

 「んー、つまりはヒーラーは応急処置とかする人で、治療院は病院って考えたら納得した」


 それから、冒険者紹介所の登録のやり方を聞いたり、セカンでのおススメのご飯屋さんを聞いたりしてボク的の情報収集をして放課後。部活をやっていないボク達はすぐに帰宅をして、ちゃんと手洗いうがいをしてからゲームへとログインをする……


 「そっか、ボク、割とこのゲームが楽しいのかもしれない……」


 そう、ログイン中のローディング待ちの瞬間にボクは気付いたのだった。


治療院に関しては陽葵はほぼ使うことがなさそうですが、隆和の方は割とよく利用していたりする。まぁ、いつもいる場所がフィールドか街かの差ですが。

そしてジョブはスキルが基本なのである。

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