表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
103/121

102:いろいろと進んだこと

ダンジョンのことと、いつもの3人の話


 ――第3の街、サーディにある山の中、ダンジョンの攻略率というのがいつの間にかステータス画面の横に出るようになっていた。なお、ボクの場合は括弧付きで中間地点セーブ中とも書いてあるけど。


 「攻略率は……20%かぁ……」


 中間地点まで自力で行って50%になるとはダンジョンの説明には書いてあったけど、どのみち今のボクはダンジョンに挑む余裕はなかった。まぁ、中間地点からはさすがにボク自身でやらないとだろうけど。そんなことを考えながらボクはいつも通りに各街を回り、モノづくりをしたりした。


 「よく考えたら最近同じことしかやってないな……」


 まぁ、今はどうしようもない部分もあるからなんだけど。と、思っていたらカズからメールが来ていて……



 ボクが向かったのはフォスト。唐ヶもセブに余裕を持っていけるようになったからエイスに向かうために……ということでボクが案内することになっていた。


 「ていうかホントに入口の住人だったのか」

 「うん。なんか泳いで行こうと思えばアイテム次第では行けるらしいけどねぇ」


 エイスに向かう船の中は快適で、隣を泳いでたはずの魚があっという間に後ろに流れていくくらいには速度が出ている。体感は多分5~6分

 船をマジマジと見たことはなかったけど、改めて見たら亀さんの形をしていた。


 「ここがエイスかぁ……」

 「マジで海中なのか……」


 それから気をつけなきゃいけないことだけ教えて、あとは3人の後をついていく感じでクエストを受けた。


 「じゃあボクは釣りするね」

 「じゃあ戦闘と掃除はこっちで」


 そんな感じでさっそくお掃除と釣りのクエストを開始してみると……わかったのは物理の人は海中だと少しだけ動きにくそうということだけだった。もっとも、動きにくそうっていうだけで、問題なく余裕をもって戦ってる感じもあるように見えた。


 「カズってすごいなぁ」

 「ちょうどいい負荷だからな。そういうヒカタも釣りは順調だな」

 「入れ食いっていいね」


 そんな風に話してたら掃除を担当するって言ってたはずの白鳳と唐ヶが文句を言ってきてる気がしたけどきっと気のせいだ。





ダンジョン攻略率は全員に表示されるけどそれ以外のことはたいがい見守るだけ。

ついでにいつもの3人組もエイスにきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ