第20話
新入り
あれから、体の洗いっこから、
ミクとアキを自慢のテクで失神させたヒデトは、
リンに標的を定める。
そのまま、あんなことやこんなことをしたのだった。
行為を終え(R-18では記載あります。)
四人は風呂から上がるとヒデトたちの部屋へ向かった。
「ご、ごめん。リン。
悪気はなかったんだ…。
いきなり、その、あんなことを…。」
ヒデトがリンに謝る。
「わ、私もごめんなさい。
ヒデト。
でも、気持ちよかったし、正直、うれしかったわ。」
「今最後『でも、』の後なんて言ったんだ?」
「な、何でもないわよ。」
「もー!!、私たちが失神している間に初めて二人でやってたんだね!、
起きたらやっててびっくりしたよ。
私にももっとしてほしかったなぁ。
気が付いたら寝ちゃってたし。
まあいいか(笑)、
リン!おめでと!!」
「おめでとうございます!」
ミクとアキが二人でリンに対しおめでとうと口にした。
「や、やったって、わ、私…。」
「二人ともどうしたんだ、どうしておめでとうなんだ??」
「え?、もしかしてリンから聞いてないの?ヒデト。」
「聞くって何を?」
「リンさんは、ヒデトさんのことを…」
「ストップ!!私からちゃんと言うからアキ待って!、ミクも!」
深呼吸をして、体を整えるリン。
ど、どうしたんだ?と困惑するヒデトであったが、
「私は、ヒデト、あ、あなたのことが好きになっちゃったの。
だから、私もあなたのハーレムに入れてほしい…。
第三夫人としてあなたの下で生かせて養っていただきたいの。
だ、だめかしら…?」
お風呂上がりでかわいらしい紫色のしなびやかなロング、
服の合間から見えるふっくらとした胸、ミクやアキに引けを取らない容姿の美しさ、
でも芯のあって決めたことを貫く姿勢、スタイルの良さ…。そして第二王女。
そんなリンが、まさかの衝撃の爆弾発言であった。
なんとなくこの前からの流れからなんとなく察してはいたものの、
王女様がリン・ロワイアムがヒデトのハーレムに????
内心、王子にもなって、天に召されそうになるヒデト。
まあ、もうリンに手をかけた時点で覚悟はしていたが…、
腹をくくるしかないようだな。。
「なんでダメなんだ!
いいに決まってる!
リン!
俺もお前のことが好きだ!!
俺のハーレムの一員になって
これからはもっとイチャイチャしよう!」
「イチャイチャって…。
でも、ありがとうヒデト。
私ヒデトのハーレムの一員になるわ!。
ここだけの話、
もしヒデトに断られたら、私、自分で死ぬ勢いだったのよ!!」
すこし目に涙をためるリン。
そんなに自分を思ってくれていたのかと考えると途端にもいとおしくなる。
「そんな縁起でも悪きこと言うなよ、リン…。
これからは俺が一緒だからな!
そんなことはさせないよ!」
「うん。」
目にたまった涙の跡が赤くなって少し可愛い。
「前にミクとアキにヒデトのことが好きってばれて、
それでずっと前からヒデトのハーレムの一員になりたかったの。
成れて、ほんとにうれしいわ!
ありがと。」
「そうだったのか…。
おれも、リンのことは初めて会った時から可愛いなと思ってたんだ。
ハーレムに加わってくれたらなんてな…。
それはそそうと、忘れていたが、リンに関わる人たちに許しを得ないとだな…。
なんせ、リンは、第二王女なんだから…。」
「そ、そそうね。
私、王女だし…。そのことを忘れてたわ…。
でも、ヒデトなら大丈夫だと思う…!
だって、今回魔王を改心させちゃったんでしょ?
それをお父様が知れば、お父様も願ったりかなったりだと思うわ。
ヒデトが戦っているところ見たかったな…。」
「ヒデトが戦っている姿は、かっこよすぎて我を忘れるときがあるわ!
リンも、次のヒデトの戦闘を楽しみにしとくといいわよ!」
「ミクさんの言う通り、
私もヒデトさんは、すごすぎるぐらい強いので、びっくりしますが、
それと同時にかっこよすぎてメロメロになってしまいます。」
「は、はは。
そう言ってくれると嬉しいよ。
ただ、王国のコマの一人としてはあんまり働きたくないんだ…。
俺にはいろいろと隠してる事情があってな…。
ちょうどいい、ここでリンにいろいろ話す次いでにリンのことも少し調べさせてもらうよ…。」
「調べるってどうやって?」
「まあ、任せとけ。」
リンを安心させるために手を握るヒデト。
少し顔が赤くなるミク。少し羨ましそうにするミクとアキ。
ヒデトはEXスキル「智慧」の解析鑑定をリンに行う。
すると、ヒデトのことを本当に思っていることや、
隠し事も特にないことがわかった。
それに、ステータスの方も、ハーレムの一員になったことで上昇していた。
「あとは、相性のいいスキルなどを創造で作ってっと…。
できたぞ、リン!」
「できたって??」
「リンの新しいステータスだよ!」
「あ、新しいステータス???」
「まあ、これから話す内容は誰にも言っちゃいけないよ。
一応、あれ使うか。」
無詠唱で「カムフラージュ」を使用する。
「あ、この魔法って…。」
「そう、魔法無効の人には聞かない魔法だけど、とりあえずは大丈夫だろう。
話は長くなるけど…、…………。」
「えええーーー!!!!!!
ヒデトって、神様か何かなの??」
リンが、驚いて大声を上げる。
カモフラージュで外には一切漏れていない。
流石である。
「でしょ~~!、
私たちも初めて聞いたときびっくりして心臓止まりそうになったわ。
まあ、私は一回聞いたけど、失神したから二回目だったみたいだけど。」
ミクが口にする。
「ほんとですよ、
なにかしらヒデトさんには秘密があるのだろうと思って過ごしていた時が、
今でもそう感じさせられてしまいます。」
「ま、まあ、そんな感じだ。
だから、俺はチートなんだ。
もう、厳密には違うけど、チートってスキルを持ってて、
何でもできるって感じのことだけ覚えてくれた方がいいよ。
一応、今さっき説明した戦闘の時のことは覚えておいてくれ。」
「わかった!
ヒデト、私のステータスって、おかしいことになってるのよね…。」
「そうだね。
まあ、とりあえず今までの状態に偽装してあるから大丈夫だよ。」
いろいろあったが、こうして、リンがヒデトのハーレム三人目に選ばれたのであった。




