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第12話

セーフティーエリア

(性的な描写が含まれます。R18対象かもしれません。一応R15対象にはしております。)

シロと合う前に倒していたシルバーウルフを、

EXスキル「智慧」の解体とEXスキル「吸収」をEXスキル「智慧」の並列演算により、

併用するヒデト。

解体によりシルバーウルフ数分の魔石・牙をゲットし、

吸収によりステータス向上と新しいスキルを取得した。

今まで倒してきたゴブリンでも同じことを行ってはいたが、

ゴブリンはスキルを所持していなかったため、スキルを取得することができなかった。


今回はどうやら、スキル「威圧」と「咆哮(ほうこう)」を取得できようた。


「威圧」の効果は文字通り、敵意を感じると感じさせた相手を威圧するというもの。


咆哮(ほうこう)」の効果は、周囲に自分の存在を認知させるというものらしい。


シルバーウルフは吠えることで周囲に自分の存在を認知させていたが、

ヒデトの場合は、無詠唱で自分の存在を認知させることができる。

ヒデトの持っている「カモフラージュ」の逆バージョンだ。


スキルを取得したため、今のヒデトのステータスを示しておく。


・氏名:ヒデト ヨコヤマ ・LV:863/∞  

・年齢:24歳  ・性別:男 ・種族:人属 

・ジョブ 1:来訪者LV100/100 2:勇者LV863/1000 3:大賢者LV863/1000  

 4:大剣聖LV863/1000 5:大魔王LV300/300

・基本ステータス

HP:28795381/∞ MP:∞ SP:15300284/∞ 腕力:∞ 知力:∞ 俊敏:∞ 器用:∞ 幸運:EX 


・スキル

〇EXスキル:「吸収」 「智慧」 「創造神の加護」

  補足:思考加速(極) 解析鑑定(極) 並列演算(極)

無詠唱(極) 創造・編集・解体(極) 万物検索(極) 

〇ユニークスキル:「付与LV1/5」 「召喚LV5/5」 「読書LV1/2」 「調理LV1/3」

「異世界の文明」 「取得数値200倍」 「必要数値1/100倍」 自然回復LV5/5」

「物理・魔法・精神攻撃耐性」 「ストレージLV1/3」「偽装」


〇通常スキル 「身体強化」「カモフラージュ」「威圧」「咆哮(ほうこう)


〇習得済み魔法:全回復魔法(リバイブ、リストア―等)、記憶改変、アイスニードル


〇習得済み剣技:サンドストーム(砂嵐)、スラッシュ


〇習得済み称号:「異世界からの来訪者」「救い人」


※魔法・剣技のLOCK解除をした場合には、すべての魔法・剣技が習得済みの状態です。




少しずつだが、ステータスも進化してきている。最後の米印も増えたな(笑)

そんな感じで、ヒデトのステータスはおしまい。

次に、ミクとアキのステータスを簡単に表示する。


まずは、ミクである。


・氏名:ミク ヨコヤマ ・LV251/3000  

・年齢:20歳  ・性別:女 ・種族:人属 

・ジョブ   1:剣姫LV251/1000 2:秘書LV251/1000

・基本ステータス

HP:203000/203000 MP:203000/203000 SP:235/235 腕力:203000/203000 知力:EX

俊敏:203000/203000 器用:203000/203000 幸運:EX 

・スキル

〇EXスキル:「ハーレムの加護」「大剣聖の加護」「従者の神の加護」

〇ユニークスキル:「指揮指令」「無限記憶・定着力」「偽装」

〇通常スキル 「身体強化」

〇習得済み魔法:なし

〇習得済み剣技:スラッシュ



次は、アキである。


・氏名:アキ ヨコヤマ ・LV251/1000  

・年齢:20歳  ・性別:女 ・種族:人属 

・ジョブ  1:魔法師LV251/1000 2:調理師LV251/1000

・基本ステータス

HP:203000/203000 MP:203000/203000 SP:235/235 腕力:203000/203000 知力:EX

俊敏:203000/203000 器用:203000/203000 幸運:EX 

・スキル

〇EXスキル:「ハーレムの加護」「大賢者の加護」「料理の神の加護」

〇ユニークスキル:「食料庫」「無限記憶・定着力」「偽装」

〇通常スキル :「調理術」「身体強化」

〇習得済み魔法:アイスニードル

〇習得済み剣技:なし


ここで、一通り終わったため、ダンジョンの休憩スペースを目指す。

ダンジョンには一層に一か所休憩するための場所が存在し、モンスターが襲ってこない場所が存在する。

今、ヒデトたちがいるのは紹介が遅れたが地下7階層。

シロの話だと、ボスのサイクロプスがいるのは地下9階層らしい。

つまり、このダンジョンは全部で9階層で構成されている。



7階層の休憩スペース(セーフティーエリア)には、誰も来ていなかった。

通常ダンジョンのセーフティーエリアには誰かしらいるものであるが、

まずそもそも、このダンジョンに入って一度もアキやミク以外の人と接触していない。

相当人気がないのか、訳ありなのか…。


「うわーーー!!きれい!」


ミクが一目散に走っていく。


「すごいですね。こんなにきれいな場所がダンジョンにあるなんて…。」

アキはそのきれいさに思わず感嘆してしまっている。

セーフティーエリアは、地下にもかかわらず太陽の光が当たる神秘的な場所。

草原のように草木が生い茂り、

ヒデトが転生後初めて到着した地「美しい草原」にも劣らぬきれいさであった。

早速、草原に寝転ぶヒデト。

あー、気持ちい。

地下というのに風(空気の流れ)がある。

頬に気持ちよく風が当たってくる。

これほどポカポカした気分になったのはいつ以来だろうか。

転生前、日本では昔はこういうことも体験したが、

高層ビルなどの都市化のためにどんどんそういう機会が薄れていった。


あらためて、ダンジョンとは不思議な場所だと思わされる。

ここにきて、日本のことを思い出させられるとは…。

咲季は元気にしているだろうか。

ヒデトが死んでからもう三日四日ほど経過している。

葬式も終わっているだろう。

意気消沈してないといいのだが…。


そんなことを考えていると、ミクとアキがヒデトにくっついてきた。


「ちょ、ま、離れなさい。

せっかく気持ちよかったのに、暑苦しいぞ。」


ヒデトが二人に声を上げる。

それでも二人はやめようとしない…。


「だめですよ、ヒデトさん。

私とここでイチャイチャしましょ!」


アキが口にする。

されるがままのヒデト。

それから流れで、あんなことやこんなことを始めてしまう。



しかし、すぐにヒデトのはあえなく撃沈。

朝からイチャイチャしていたのもあり、持たなかった。

が、しかし、ここでやめようとしない二人。


そのまま、二人にされるがままにされ、

最終的にまた大量に発射してしまう。

何を発射したのかは触れないでおこう。


「気持ちよすぎ。」


三人でイチャイチャしている最中、

シロは、居場所のない思いだったのであった。

そして、ヒデトの説教が始まる。


「二人とも、だめじゃないか。

こんなところで。

シロも見てたんだぞ?

シロに一言言って逆召喚すればよかったのに。」


ミクとアキがそろって口にする。

「ごめんなさい。」


「だってヒデトのほしかったんだもん。」

ミクがそう口にする。


「ほしかった??」


と、ここでアドバイザーが脳内でしゃべる。


「ヒデト様によるハーレムの加護の副作用として、

一種の少々媚薬的な効果があると言われております。

ヒデト様がかっこいいことをなさった場合、現れる症状でございます。」


なるほど。つまり、二人の前で俺がチートを発揮すれば発揮するほど媚薬的な効果が高まり

ほしくなるというわけか…。

「ハーレムの加護」にそんな副作用があるなんて…。

内心、うれしいのは置いといて、

いつどんな時に人が来るかわからないこの草原で、こういう行為をするのは正直落ち着かない。

ここはひとつ、透明化と防音の魔法を創造しなくては。

すぐさまEXスキル「智慧」の創造を行い、「透明化」と「防音」、ついでに「無臭」の魔法を作る。

3つの魔法とも「カモフラージュ」に統合し、

「カモフラージュ」がその名の通りの効果を発揮できるようになった。


新「カモフラージュ」の効果は、

敵がこちらの気配・存在に完全気づかないようにするものだ。

これは、音・気配・実体・臭いをすべて気づかせないようにするものであり、

名実ともに、行為をするために作られたといってもいいスキルであろう。

この魔法は、調べると一応、スキルではあるのだが、

隠蔽系魔法にも分類され、これもだが神話級魔法としても存在することになった。


こうして、無事に?人の目が気にならなくなった状態を作ることに成功したヒデトは、

イチャイチャを開始した。

俗にいうお仕置きである。


それが、終わるころには夕方になっていた。

そのため、そのまま「スイートハウスバイヒデト一号館」を建て、ここで一夜を過ごすことにした。


次の日、また探索を再開したヒデトたち、8階層への階段を見つけて、降りていく。


この階層でも、シルバーウルフより強い敵は出てこなかった。

どうやらシロの存在が、

たまたまダンジョンとは関係ないシルバーウルフをダンジョン内に呼び寄せていたのだろう。


そうして、いよいよボスの待つ9階層への階段を下りたヒデトたち。

そこには、一つ目を持つ、サイクロプス3体が待ち受けているのであった。


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