表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
81/94

異界の姫


「おーいぃ…おっせーよ。これ俺が触っても大丈夫なモノなの?」


朝、詰所に行くとジューイの事務机の上にドドーンと鎮座しているものがある。


威風堂々…誰がどう見てもベビーカーだった。ご丁寧にもピンクのリボンがかかっていて、葵ちゃんへ…と書かれたメッセージカードがついている。そもそもなんだけど、この質量のモノがどうやってなっちゃんの冷蔵庫に入ったのか…すごいミステリーだ…。


「早くどけろよ…てか何これ?滑車がついてんな?」


ジューイは恐々ベビーカーの車輪を指差している。


「触っても大丈夫よ。赤ちゃんを乗せる台車みたいなものなの~子供用品ね」


私がそう言うとナッシュ様がいそいそと近づいて来て、ベビーカーを机から降ろすと、色々触って確かめている。


「子供をどこに乗せるんだ?」


ああ、えっと確かここを押して開いたような…。おおっ説明書がベビーカーの外袋に挟み込まれている。よっと…間違いなく實川のおじ様のプレゼントだろう…。


「はあ~すごい外国製か…さすが實川のおじ様、お洒落~。え~とここを押して…」


ベビーカーを広げた。おおっ!と詰所の男性陣から歓声が上がる。


「ここに赤ちゃんを寝かせて運べるのよ。この下に収納が付いてるわね。おおっ角度を変えれる…ほうほう、おお、雨の日はカバーをかけて…なるほど…」


ナッシュ様はまだ子供も乗っていないのに、押して感触を確かめまくっている。挙句に詰所の廊下を押して歩き回って、ザック君に乗ってみろ~とか言い出して未来に


「そんな大きい子の乗る乗り物じゃありません!」


と怒られていた。うちの旦那がすみません…。


さて


そんな實川家の面々と手紙のやり取りをしていた私とは別に…ミーツさんとも何度も手紙のやり取りをしていたノリはとうとう異世界に来る決意をしたらしい。


本日、例の魔法陣で召喚魔法を行使する。ポルンスタ爺とミーツさんの御親戚一同も見守る中…なんと離宮の裏庭で召喚の儀式を行うそうだ。


「正規の…と言ってはおかしいが、私やガレッシュと違って大々的に城の魔術師を使う訳じゃないしね~。それにしてもこんな形の召喚なんて最初で最後かもしれないから、見学者が多いな…」


「確かにね~ナジャガルの魔術師団の方々から…ああ!狂戦士っゴホンゴホン…フィリペラント王子殿下、あああ、クリぼ…ゴホゴホ…アルクリーダ王子殿下まで…沢山来ていらっしゃるわね~!」


ナッシュ様が生温かい目で私を見ている。な、何?


「一々言い直さなくていいよ…またあだ名で呼んでたの?でも、一応他国の王子殿下だから気を付けてね」


はーい…。ん?ナッシュ様が私の手を握ってサワサワと触ってくる…どうしたの?


「なんだか…私にはあだ名はつけてくれないの?フィリペ殿下もアルクリーダ様もいいなぁ…」


心の中で呼んでいた昔のあだ名ならてんこ盛りあるけれど、ここで呼んでもいいのかしら?


「正直、出会った最初の頃は心の中で思いっきり呼んでいたのでいいのなら沢山ありますけど?」


ナッシュ様の顔が輝いた。


「な、何かな?」


「変態、ド変態、腹黒変態、アホ、しょっぱい皇子、極悪腹黒、エロ魔界の皇子、メルヘンの住人…」


ナッシュ様は顔を手で覆った。真実よ?脚色は無いわよ?


まあ、あまりにしょぼんとしたナッシュ様が可哀相だったので、召喚が始まる前まで物陰でイチャイチャしてあげた。たまにはね、サービスもしとかないとね?


さて召喚の時間になったようだ。ポルンスタ爺が椅子に腰かけて魔法陣の前にいる。その横にミーツさんのご両親かな?昔イケメン、今シブメンという感じのおじ様と若干ふくよかなマダムがいる。ミーツさんの嫁に行ったお姉様と妹、弟…だと思われる年代の方々もいる。


「始めるぞ」


ポルンスタ爺の声に見学者の皆さんのざわめきが止んだ。ミーツさんがポルンスタ爺に頷いてみせてから召喚魔法の詠唱を始めた。


ポルンスタ爺から大量の魔力が魔法陣に注がれる。本当だ、今詠唱をしているミーツさんと()()()()()()()()の魔力が魔法陣に流れている。


これがポルンスタ爺の異能の吸収魔法か…。


「この詠唱二日続くんでしたっけ?」


「今回は連れて来る相手と接触があるからもっと早く終わるだろな」


「え?どうしてです?」


私がびっくりしてナッシュ様に聞き返すとナッシュ様は魔法陣を見詰めながら話し出した。


「簡単に言うとだな、召喚の魔法の中に『探査』と『追尾』の魔法が組み込まれているんだ。通常の召喚は詠唱を始めてから異界の乙女を探し出して追跡する…と言う事だ。だから見つけ出すのに大体二日くらいはかかるという訳だ。だが今回の場合はノリの生存も分かっている、所在も明確だ。追尾も探索も必要ないからね」


「なるほど~」


と、相槌を打っていると周りにいる魔術師団の若い子達や野次馬で集まっている近衛のジーパス君や警邏の熊達(軍人)が私達の周りで同じくおお~とか相槌を打っている。いつの間にかナッシュ様を囲んで魔法講義を聞いている風になっていた。


「ノリの魔力はすでにポルンスタ爺が見つけているし、後はノリに『転移』と魔物理防御をかけて…導けば召喚の完成だ」


メイドに椅子を準備して貰って、ナッシュ様と二人腰かけつつ時間もかかるだろうし…皆でお茶でも飲もうか…と話している所へ魔法陣が急に輝き出した。


「ええ?もう?早いな…2刻くらいしか経ってないな…」


「最初からノリを呼ぼうとしていたからかな?」


とかナッシュ様とガレッシュ様が話していると、未来が私の横に小走りで走って来た。


「先輩、今なっちゃんからお手紙が届いてまして、ノリさんを見送ろうとご家族と一緒にノリさんと居たらしいのですが、ノリさんが急に消えちゃって…こちらに持ってくるつもりだった着替えとかの手荷物を置きっぱなしになってるんだって~後で冷蔵庫から送ります…って」


なっちゃんの冷蔵庫は異世界間の宅配便受付センター状態ですな…。


「そうか…もう異世界で転移が始まったなら…そろそろ来るかな?どれくらい時間軸がずれるんだろう」


「誤差は1刻ぐらいだと思いますよ」


私がそう答えるとまた周りのギャラリーからおお~と歓声が上がる。


やがて魔力がグングン魔法陣に吸い込まれていく。ああっ?ミーツさんがふらついた?!


「いかんっ…魔力切れか?」


ナッシュ様の叫びにミーツさんのご兄弟が慌てて走り寄って、魔力を入れているけど…大丈夫かな?するとカデちゃんとヴェルヘイム様が走り寄って、これまたすごい魔力譲渡と神力を注ぎ込んでいる。


それを見た周りのギャラリーがまたおおおっ!と歓喜の声を上げている。ちょっとした召喚ショーのようだ。


そして、魔法陣の輝きが増した…。


皆が見守る中…、輝きが収束していくと、魔法陣の紙の上にちょこんと正座をしたままのノリこと、實川実莉が着物姿で現れた。


おおお…と、どよめきが最高潮になる。ノリは魔法陣の上でキョトンとしていた。


「ノ…ノリィ~~!!」


私は思わずノリに走り寄った。ナッシュ様が慌てて体を支えながら横について来てくれた。


「あ、葵~~!」


ノリは一同を見回した後、私を見てブワッと涙を浮かべた。ノリに抱き付いた。ああ!ノリの着物の香り、白檀の香りが…また懐かしい。


「あんたまた、なんで着物なのよぉ~!」


「日本人の正装はこれだ!ってお母様が…失礼があってはいけない…て」


ノリママは相変わらずちょっとずれている。そこが可愛い。後でルル君とコロンド君をデジカメで隠し撮りして、ノリママに送ってあげよう…あら?これはいけない盗撮はダメね。堂々と撮ってあげましょう。


「初めまして實川さん、片倉未来です!」


未来も走り寄って来て、何故だか正座をすると三つ指をついて綺麗に挨拶をしている。


「初めまして、實川です。ふふっお綺麗な方ね~未来さんとお呼びしても宜しいでしょうか?」


「はいっどうぞ!」


未来があがっている…珍しい。もしかして歴史のある家柄とか聞いて緊張しているのかしら?


「未来、緊張しているの?心配しなくてお嬢様とはいえ、ノリは…」


「あ、いえいえ、大丈夫です!…という言い方もおかしいですが、ノリさんは私の好きな小説の登場人物のお姫様のイラストにそっくりなんですよ!可愛いです~って…あ、すみません!年上の方に可愛いなんてっ…」


おおぅ…そうか…最初にノリの写真を見た時にやたらと可愛い~を連発していたのは、そう言う事か…。


「ノリよく来てくれたね」


スッ…とノリの前に膝を突いてミーツさんがノリと対面した。私と未来は急いで後ろに下がった。


お見合いは第一印象が大事…場をセッティングするのも仲人の務めっ!


「ミーツさん…初めまして、ミノリ=ジツカワです」


ミーツさんは微笑むとノリに手を出した。ノリはミーツさんの手を取った…手が少し震えてるわ。


そりゃ誰だってこんな状況は緊張するし…恐怖も感じるよね。


すると私の横でジィ…という何かの動作音が聞こえる。 ん?この音は…横を見ると未来がムービーカメラを構えている。結構本格的な大きさだ。どうしたのそれ?


「ノリさんのパパさんに頼まれたんです。出会いの瞬間を収めて欲しいって!」


おじ様…異世界に嫁に出した気満々だね…いえ、もう少しさ…異世界に行っちゃった~とかの悲壮感が欲しい所だわ…。気が抜けるわね…。


そんな未来の横にカデちゃんがすっ飛んで来て、ムービーの説明書を読んでいる。どうしたどうした?


「投影魔法という媒体にコピー…複写する魔法あるじゃないですか~あれを応用してデジカメやこのムービのような魔道具を作れないかと思って…」


おおっ!ユタカンテ商会開発担当、カデリーナ会長の本領発揮かな?!


「もう少し二人寄り添って!」


…未来がミーツさんとノリに映画監督ばりに動きの指示を飛ばしている。


なんだかノリにも異世界に来た~みたいな情緒が無いわね…。取説を熟読する元異世界人兼元王女。かたや元異世界人でもうすぐ現第二皇子妃。この二人の動きが情緒を奪っている気がしている。


なんだかまたも、ドタバタするなぁ…。おおっこんな時に魔力酔いが…っ。


「ナッシュ様…魔力酔いが…」


ナッシュ様が、椅子まで抱き上げて連れて行ってくれて、メイドの子達が果実水やひざ掛けをかけてくれる。果実水を頂いて一息つく。私自身の体もドタバタだ…。


「そこで見詰めあって!はい…いいですよ!」


再びミーツさんとノリに未来の指示が飛んでいる。二人も黙って指示に従っているのがなんだかおかしい…。目を瞑りながら思わず笑顔になる…。私の頭を優しく撫でてくれるナッシュ様の手が温かい。


「葵…大丈夫?」


目を開けるとノリが心配そうな顔で覗き込んでいた。


「あ、魔力酔いっていうか…お腹の子の魔力がすごくあるのよ。魔力が強いと周りに魔力を出して酔わせちゃうらしくってね…。つわりではないのよ~」


ノリが手を摩ってくれる。ふふっ…。お腹の子も嬉しいのか、ボンボンお腹を蹴ってくる。


「あら…今お腹、動いている?」


「ノリ触ってみる?」


ノリは恐る恐る私のお腹に手を置いてくれた。ノリの魔力が分かるわ…。おおっお腹の子がノリに回復魔法をかけている…!ノリはびっくりしたように手を離した。


「今、何か感じたわ…あれが魔力?」


「そうそう、うちの子ノリに一人前に回復魔法を使ってたよ~」


「回復魔法?」


「ノリが異世界に来て疲れたのかも~と思ったのかもね」


ノリと二人で微笑あっていると、いつの間にか未来がムービーでその姿を撮影していたようだ。


「二人共いい絵が撮れましたよ!」


ちょっと監督さん…。未来はムービーの画像を確認すると電源を落とした。


「ノリさんの荷物は後ほどなっちゃんが送ってくれるそうです」


「あら?そう言えば荷物を用意していたっけ…。どこいったんだろうと思っていたわ…」


なっちゃん…ご迷惑おかけしますっ。ノリはしばらく離宮で過ごすことになった。ミーツさんとこの先どうなるか…はさておき、軍の事務方の就職先に…と実はすでに第一部隊の皆様からノリの就職を熱望されていたのだ。


「第三も第二もズルいぞ!女性職員を抱え込んでっ!」


…いやぁ?たまたまだと思うんだけど…たまたま私がナッシュ様の元で働くことになって、そのまま未来も成り行きで働き出しただけだからね?


ノリは楚々とした雰囲気を醸し出す異界の姫としてまた軍部の熊さん達に生きる希望!を湧き起こさせる糧に見事なってくれました…。


こうなったらさ~なっちゃんもこっちに来ないかな~。


ノリが第一の詰所に初出勤をした後


そう思ってさっきから召喚者(予定)のジューイを見ているけど、ジューイはそんな私の視線をうっとおしげにしている。おおぃ…これでも皇太子妃だけど?


「チラチラ見んな!鬱陶しい…」


レディに向かって何て言い方よ…意地悪言われた…メモメモ。ジューイはまた舌打ちしている。


「ねえ、なっちゃんをこっちに呼ばないの?」


「ナツキはこっちに来る理由がねぇよ…」


「ジューイが来てくれ~て言ったら?」


「…そんな感じじゃねぇ…」


どんな感じよ?なっちゃんとの手紙のやり取りがどういう雰囲気なのかは分からないけど、誕生日にプレゼントくれたり?バレンタインにチョコくれたり?とか、決して脈無しではないと思うんだけど…。


「大体…俺にだってナツキにだって好みがある!まだあった事も無いナツキにあーだーこーだ言えないだろ!」


そうだ…なっちゃんにはデジカメでジューイの姿形は知られている…が、しかしなっちゃんの顔写真の件は一度断られているし再度は聞きにくい…ああ、そうだ。こういうのは本人不在で聞くのは気が引けるけど…。


私は第一部隊の詰所に出かけた。


「なっちゃんを芸能人で例えるなら?」


「そうなの。本人が居ない所で聞くのは気が引けるけど…なっちゃんは写真を撮られるのが苦手みたいで…」


私がそういうと、書類の整理をしていたノリは、手を止めて困ったような笑顔を見せた。


「あ…それはね~なっちゃんは子供の時は随分苛められた…と言うか、からかわれたと言うか…そういう感じだったみたいね。なっちゃんね~ものすご~く外国人顔なのよ」


なんだって?外国人な顔…相模那姫というジャパニーズな名前の持ち主だけど?


「なっちゃん、フランスとイギリスのクォーターで、子供の時なんて見た目フランス人形みたいだったらしいわ。小学校は普通の公立に進学したらしいのだけど、それ位の年の男の子ってそんな容姿だと…囃し立てたりするじゃない?小学校の頃はそうだったみたい。ところがね中学校に上がると、逆で男子に言い寄られたりして…女子からは容姿で、苛められたりで…。結局ね、高校から私学にしたらしいのよ。だから色々重なって…自分の容姿がコンプレックスみたいなのよ」


知らなかった…ということは父方か母方のおじいさんかおばあさんがヨーロッパのお方なのか。


「ノリ…なっちゃんさ、今現在もフランス人形みたい顔立ちなの?」


おもわず声を潜めてノリに聞いた。ノリも顔を近づけて来る。


「今は私はなっちゃんの事をハリウッド女優…と心の中で呼んでいるわ。体は華奢で性格はキュートなのよね~もちろん今もモテているけど…本人は子供の頃のイジメのせいで警戒心が強くてものすごくガードが堅いわよ。彼氏はいないわね、断言出来る」


ハリウッド女優!うわ…なっちゃんの顔がますます見てみたい。でも、気にしているのよね…。気にしているのに心を抉る発言は禁句よね…。そっか…それで写真を撮られるの嫌だったんだ…。


ハリウッド女優か…。


第三の詰所に戻ってジューイにまた視線をやる。


「何だよ…また鬱陶しいな…次は何だよ…」


「ジューイの好みの女の子ってどんな感じの子?」


ジューイは舌打ちをした後、一呼吸置いて一気に捲し立てた。


「人目を引くほどの美貌で折れそうなほどの華奢な体躯…性格は優しくて気が利いて心根の優しい子。どうだ?この世に存在してねえだろ?あくまで理想だぞ!」


怖いぐらいの合致ね…。居るわよ恐らく…この世じゃなくて異世界だけど…。ジッ…とジューイを見詰める。


「何だよ…」


「いいえ、別に」


ジューイに言うべきか迷うけど、写真という確かな証拠?もないのになっちゃんの容姿をあれこれ噂する訳にもいかないし、そもそもなっちゃん自身が外見の事を言われるのを一番気にしているはずだ。


私からは明言は避けておこう…。もし何かあったらなっちゃんをジューイの毒牙から全力で守ってあげよう!


さて、今日はノリの歓迎会を催す予定だ。未来と料理番長のガレッシュ様が居てくれるので、私は何もしなくていい。


ああ、ゼリー食べたいな~とか…ホールケーキ大人食いしてみたい…とか呑気にもそんなことを考えていた。


次の日


ジューイの姿が消えていたなんて知りもせずに…。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ