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ストレスといえば…


「どうしたんですか?」


未来が怪訝な顔で私の顔を見た。なんだか慌ててしまって言い淀んでいるとジャレット君が起きて来た。


「おはようございます」


「おはよっジャレ君」


未来は不思議そうな顔をしながらも朝食の準備を始めてしまった。


「ナッシュ様っ…とにかくガレッシュ様のお部屋を見に行きましょう!」


「ん…ああ」


小声でナッシュ様を呼ぶと未来に後は頼んで、更に起きて来たニルビアさんにも頼み…急いでガレッシュ様の部屋へと向かった。


ガレッシュ様の部屋はソレは見事な三重魔物理防御障壁が張られていた。おまけに消音と消臭まで見事なものだ…。しかもなんだこの魔術印?見たことないぞ?


「俺は解呪は苦手なんだ、診えないから解けないというほうが正しいが、だからいつも魔圧をぶつけて、魔法陣ごと破壊して入っているんだ。診える目を持ってない者は解呪より、破壊をするほうが簡単だ」


ものすごい力技だね…。しかし…これ防御障壁にしては変じゃない?複雑すぎるよ?


「これ破壊出来ないのですか?」


「はっきり言おうか?ガレッシュの方が魔力量は多い。魔術の才はガレッシュの方が上だ。俺には無理」


なるほど…しかしこの中にガレッシュ様が居るの…というか…こうまでして中を隠すなんて、もしかして女性と?いやいやまさか~。でもなんで障壁張ってるの?怪しい…。


「見たことない魔術印よ?確かに障壁には違いないけど…。そうだニルビアさん呼びましょうよ」


「あ、そうだった。ニルビアに解呪してもらおう」


と言う訳でニルビアさんを呼びに行ったんだけど…


「こんな魔術障壁見た事ないですね…この術式、古代語魔術の系統みたいですね。本当に中にガレッシュ殿下がいらっしゃるのですか?」


「ニ…ニルビアでも難しいのか?」


ナッシュ様が途端にオロオロしだした。ニルビアさんは障壁に手を当てて術式を診ているが…暫く診てから首を振った。


「どの解呪も拒否されますね…これは困りましたね。確かに魔力波形はガレッシュ殿下のもので…術式をかけているのは殿下で間違いないですが…どうしてこんな障壁を張っておられるのでしょうか?中に入られたら困る…何かがあるのですか?」


ニルビアさんの目がギランと光った。何故私を見るんですかぁ?


「どうかされたのですか?」


み、未来~~!?ああ、今は来ちゃダメよ!もしかしたら中に、お、お、女がいるかも…。


「今日は殿下はお休みだったはずですが?」


「「え?」」


私とナッシュ様の声が重なった。未来は部屋に張られた障壁を診て、ああ…と呟いた。


「この障壁変わってますよね、討伐先の宿屋でも時々張られてて…最初アーダクトさんが見つけた時に騒ぎになったんですよね。それで部屋から出て来た殿下にお聞きしたら、なんでも無意識に張ってしまっているんだとかで…古代語魔術?とか混じっているのは独学で魔術を習得していたから遺跡の周りに張っていた盗掘対策用の障壁を応用しているからだとか…」


「遺跡の周り…そうか、だから古代語魔術式が使われているんだな。」


ナッシュ様に未来は少し微笑んで頷いた。


「ずっとお一人暮らしだったでしょう?身を守る為に色々と研究された結果が…コレで、よく分かりませんけど寝坊して時間に遅れるとかは無かったですよ?今日はお休みですしごゆっくりさせてあげて下さい。」


はい、ガレッシュ殿下の第一秘書の片倉未来様に従います。


「理由が分かればどうってことないな~」


嘘つけ一番騒いでいたくせに…。ジロリとナッシュ様を睨んでやった。


「でも…変ですね。討伐先では魔獣の気配がするから警戒して障壁を張ってしまうけど…普通は出ないとかおっしゃってたんですが…」


そうなの?今は離宮の中なのに警戒しちゃってるの…かな?


「ちょっとお聞きしてみましょうか?」


と、未来は言うと障壁にちょん…と手を触れて…コンコンとノックをして中に入ってしまったぁ!?


「ど、どういうこと~~!?さっきニルビアさんでもお手上げだったわよね!?」


と、言ってニルビアさんを見たけどニルビアさんも首を傾げている。


「それが一瞬で解呪出来たみたいですね…すごいですわね、ミライ様。」


そっと戸口に立って部屋の中を覗き込んで見た。


「殿下、お休みの所失礼致します」


未来が声をかけながらベッドに近づいて行く。ベッドの上でゴソゴソ…と動いているガレッシュ様を診る。よがっだーっ一人だ!変な女はいない!


「うっ…ん…ミライ?何…」


「実はお部屋の周りに殿下の障壁が張られていまして、初めてご覧になったナッシュ殿下が気にされておいでで…今日は何か体に障りはありませんか?何かを警戒…されておいででしょうか?」


未来はベッドの横で膝をついて話しかけている。ガレッシュ様はモゾモゾと動きながらしばらく唸っていた。


「特に不調は感じないけど…どうして障壁が出ちゃったんだろう…ごめんね、皆びっくりしてたよね」


「私がご説明しておきましたので大丈夫ですよ、今日はゆっくりお休み下さいませ」


「うん…ごめんね…おやすみ」


「お休みなさいませ」


入って行けない雰囲気ってこう言う雰囲気の事を言うのかな…。窓を開けて、何だこの甘酸っぱいのーー!と叫びたくなる気持ちをグッと堪える。


「若い頃を思い出しますわ…」


とニルビアさんがうっとりしている。やっぱり二人からピンク色の魔力が飛び交ってますよね?


ささ…後は若い二人で…と仲人さんのように、ナッシュ様達を追い立てるようにして部屋を離れた。


「じれったいですわね、あのお二人を見ていると」


珍しいわね、ニルビアさんが色恋について話されるなんて…。キッチンに入るなりニルビアさんが深い溜め息をつかれた。


ナッシュ様と大人しく待っていたザック君に未来お手製のクレープ果実がけを出してあげる。おーい、チーズオムレツとブリオッシュも食べておくれよ~。


「実は私の亡くなった主人も冒険者をしておりまして…ガレッシュ殿下と同じ発掘や古代文明の研究をしておりましたのよ」


「ええ!?そうなんですか~」


それは知らなかった。ニルビアさんの若き日のロマンス!気になります…。


「まあオホホ…発掘で主人が長期間留守にしますでしょう?会いたくなったら遺跡の中だろうと押しかけていましたもの…外も結構良いものですよ?」


な…なんだか…それ下ネタですか?いやいやまさか…ニルビアさんのような上品なマダムが…あはは…。


ところが


次の日、離宮から皇宮のご自身のお部屋に戻られたガレッシュ殿下のお部屋にまたも障壁が張られているとの知らせが、近衛のイケメン、シューテ君から告げられた。


「あの障壁は殿下御自身で張られていて…生憎と室内は確認出来ませんがご無事なんですよね?」


「今日もなの?…大丈夫だと思いますが…」


と、応対に出たミライは顔を曇らせた。二日連続障壁…。何かあったのかしら?


「ホーガンス師団長も解呪が出来ず、中を確認出来ないとかで…」


「分かった、一緒に行きましょう」


未来はシューテ君と皇宮に向かった。


ガレッシュ様どうしちゃったんだろう…。


今日はカデちゃんが検診に来てくれる日だ。ちょうどいい、相談してみよう。


そしてやって来たカデちゃんに早速相談してみた。


「なるほど…無意識の中で発動する障壁ですか。ある程度の術士になると、自動的に発動する魔術を自身に施しているものなのですが…ガレッシュ殿下は上位魔術師で、オリジナルアレンジした魔術式を多用していますしね」


「オリジナルアレンジ?」


カデちゃんはちょっと考え込んでから


「魔術式を独自で作り出してるんですよ。つまり既存の解呪術では解けないと言うわけです。」


と言った。なるほど、それでニルビアさんもホーガンスさんもお手上げと言う訳だ。


「あ、でも未来は直ぐに解呪出来ていたんだけど…」


カデちゃんはまた考え込んだ。


「考えられる理由としては、魔力相性が最高に良いので魔力そのものを自身に取り込んで無効化している…もしくはガレッシュ殿下に解呪方法を教えてもらっている…でしょうか。」


そうか…どちらにしろ未来じゃなきゃ部屋の中には入れないので、騒いだところで仕方ない。


「はい、お腹の赤ちゃんも問題ないですね。この子もすごい魔力持ちですね。もうそろそろ妊娠の発表しても大丈夫ですよ」


「えっ?もう発表?まだ6週目だよ?」


カデちゃんはニッコリ微笑んだ。


「こちらの世界では胎児の成長が早いようなんですよ。5カ月や6カ月で出産が普通なんですよ。」


へえ〜!そうなんだ。


「魔力があるお陰か、胎児自身の防御能力が高いのでしょうかね〜」


という訳で、昼前にカデちゃんと二人詰所に出勤した。


ナッシュ様にご報告して詰所の皆様に報告の後、国王陛下とクリッシュナ妃にお伝えした。


クリッシュナ妃は大号泣だ。


「私、女の子がいいわ!一緒にドレスを選んだりお出かけしたりできるもの〜!」


子供は息子二人だもんね…確かに華やかさには欠ける。


国王陛下もホクホクしている。


「ガレッシュもいるしな、あっちもそのうち子が出来そうだし…いや楽しみだな。」


あっちって誰?と首を捻っていると


「ミライだろ?てか婚姻まだだろ?」


と、ナッシュ様が代わりに答えてくれた。こ、婚姻!?気が早くない?


「まだだったか?そうか、早くするように言ってみようか?」


いやいや、親が出てくるとややこしくなるんだよ。ソッと見守っててあげてよ。


そしてカデちゃんに、シュテイントハラルの召還と見合いの騒ぎの詳細を聞こうと詰所に戻った。


「あ!カデリーナさん…先輩お疲れ様です」


おお、未来!ガレッシュ様どうだったんだろ?


「お騒がせしまして…ガレッシュ殿下はご無事です。只、二日連続障壁を張ってしまったことを気にしてるといいますか…。何か原因があるのかな?」


未来はカデちゃん先輩に目を向けた。人生の大先輩、カデちゃんに頼りたくなる気持ち分かるよ。


「無意識ということは、寝ている時の防御反応ということですしね、今までも何度かありましたか?」


未来は私を見た。私は首を横に振った。


「この間の討伐の時にヤウエンでのが私が知る限り初めて…だと思うわ」


「ガレッシュ殿下にお聞きしたら、魔獣が近くにいる時は警戒して術が発動することはあるけど、皇宮の中では初めてだって…。殿下、何か悪い病気でしょうか?!」


未来はカデちゃんに詰め寄った。カデちゃんはトントンと未来の肩を叩いた。


「では一度ガレッシュ殿下の魔力波形を見せて頂きましょうか?」


未来はダッシュで第二部隊の詰所に戻るとガレッシュ様を引っぱって来た。


「え?何?あ、こんにちはカデリーナ姫…え?何?」


「カデリーナさん!お願いしますっ!」


未来は必死になっている。カデちゃんは自身の対面に座ったガレッシュ様に向き合った。ガレッシュ様は何が何だか…という感じで周りをキョロキョロ見ている。


残念ながら助けてくれる兄上は不在だ…今日は皇太子殿下のご公務でフロックスさんとお出かけだ。ジューイは警邏のお仕事だ。コロンド君とジャレット君はお昼を食べに出ている…。


「はい、結構です。結論から申しますと魔力波形は正常ですね」


私も未来も安心してドッとソファに凭れた。魔力は正常…だとすると。


「心因的なものが原因?」


「今年から皇子殿下になったから?」


「ストレスが溜まってしまっているのかもしれません」


ストレス…ストレス発散…カデちゃんの言葉に未来と顔を見合わせた。


「「料理だ!」」


私はガレッシュ様ににじり寄った。料理と聞いて突然思い出したのだ。


「ガレッシュ様正直に言いなさい。隠すとためにならないから…」


「な、何?義姉上?」


ガレッシュ様は女三人に囲まれて顔色を失くしている。


「料理に使っていたあの香辛料…どこで手に入れたの?」


私がそう聞くと未来がああ!と叫んだ。


「そうですよね!あの魚介のスープや香草焼き…どう考えてもローズマリーやハーブの香りがしました!」


「何ですってぇぇ?!」


カデちゃんもガレッシュ様に詰め寄った。


「ガレッシュ殿下…即急に素早く私に真実を告げなさい!」


カデちゃん怖えぇよ…顔寄せ過ぎ…!


ガレッシュ様はアワアワしながら目を泳がせている。


「こう…香辛料?スープに使っていた香草なら、ガンデンタッテで買ったけど…」


「ガンデンタッテ!」


皆の声が重なった。


未来が素早く周辺諸国の地図をテーブルの上に広げた。皆一斉に地図を覗き込む。


「山向こうの国ですよ、ここです!」


カデちゃんはサラマンダーさんが生息する山の反対側を指し示した。


「こことの交易は?」


「まだありません!」


未来の返答に私達は素早く視線を交わした。


「これは早速旦那達の尻を叩いて国交を樹立しなくてはいけませんね…」


「フフフ…腕が鳴るわ…」


「コーヒー豆ありますかね~飲みたいな」


との未来の発言に私とカデちゃんはグルンと未来を顧みた。


「未来、流石よ!」


「コーヒー豆は盲点でした!香辛料もさることながら、その嗜好品は是非手に入れたいところですね!」


私達がヒートアップしている間にガレッシュ様はいつの間にか逃げていた…。


兎に角


料理が出来ないのがガレッシュ様のストレスになっていたのでは…との推察からガレッシュ様を離宮にお引っ越しさせる為にナッシュ様を脅した…もとい、お願いした。


その日の夜からガレッシュ様は離宮の住人になった。ガレッシュ様は纏めた荷物を手に(リュック一つだけよ!?)神妙な顔で皆の前に立っている。


「今日からお世話になります…」


何故か拍手喝采を浴びるガレッシュ様。理由は分かっている。ガレッシュレストランの料理を皆が食べたいのだ。何故かカデちゃんもいる。


今日はヴェルヘイム様は泊まり勤務。子供達はお家の使用人の方々とオリアナ様が見てくれていて…なんと夕食をテイクアウト希望だ…もう何でもアリだな…。


ガレッシュ様と未来、そしてニルビアさんがキッチンに入って行った。


その間にカデちゃんにシュテイントハラルの騒動について聞いてみた。


「召喚魔法は難しいじゃないですか…で、ナジャガルでは皇子殿下がどちらも成功しているから…シュテイントハラルにお招きしてレクチャー…指南を受けたいってアル兄様から頼まれましたの…両親も乗り気だし…お願い出来るでしょうか?」


思わずナッシュ様と顔を見合わせた。


「う~ん、今は忙しいんだよね~シテルンの領地の準備が色々あるし…ガンドレアの法整備の準備委員会が来週発足するからね…」


とナッシュ様が答えるとカデちゃんがショボン…とした。


「俺が行こっか?」


キッチンからガレッシュ様が顔を覗かせた。未来も横から覗いて笑顔で頷いている。


おお!それは有難い~。ところでマディ姫と狂戦士のお見合いの方はどうなの?


「ああ…うん、マディは大人しいから了承していますが…フィリペ殿下は…まあ渋々らしいですね…上手くいくのでしょうか…。マディがフィリペ殿下に苛められないか心配です…」


姉としては心配よね…お見合い相手はあのフィリペ殿下だもの…。


今日の夕食は酢豚と餃子ときのこのスープだった。餃子の皮は未来が前から仕込んでいたらしい。カデちゃんはすごくすごく嬉しそうです。


カデちゃんはテイクアウトを受けて取り、帰り際にシュテイントハラルに来た際には料理の腕を振るって欲しいとガレッシュ様にお願いしていた。ちゃっかりしている。


その日の夜


ガレッシュ様の部屋の前で楽しそうに話しているガレッシュ様と未来の姿を見た。ガレッシュ様は未来の頭をポンポンしていた。つい…隠れて覗き見してしまった…。


イケメンの頭ぽんだよ…。くぅ…ここからでは未来の表情が見えない。


「アオイ様~なんで隠れてるの?」


ザック君!?慌ててザック君を抱え込んで更に柱の陰に隠れる。


「しーっ!未来に見つかっちゃうでしょう…今は未来とガレッシュ様は大事なお話を…」


と、言いながらガレッシュ様の部屋を見ると…ああ…もうガレッシュ様は中に入ってしまったみたい。未来の後ろ姿しか…み…え?あれ?


未来がクルリと体の向きを変えると一直線にこちらに向かって来る。


ザック君を抱えてワタワタしている間に、未来が私の目の前にやって来てしまった。


「葵皇太子妃、何をしておいででしょうか?」


み、未来さん気づいてたのね…。すみません…。


未来は溜め息をつくとガレッシュ様の部屋の方を見た。


「先輩…私、もしかしたら殿下は夢見が悪くなっているんじゃないかとも思ったんですよ?ほら、ストレスで不眠症になったり…とかも聞くじゃないですか。殿下方って魔力がふんだんに使えるせいか、自分達の体を酷使するのを厭わないじゃないですか?で…結果、魔法で騙し騙ししながら生活してるんじゃないかって…本当に休めてないんじゃないかって」


「そっか…ストレスと聞いてうっかり料理が出来ないことか…と思ったけど不眠症で体内バランスを崩している可能性もあるわね…」


「眠れているか…確認するためには…殿下の枕元で寝ずの番しかないかな…」


っえ?おい!?眠る男の人の枕元に一晩いるのぉ?!それは色々と危険じゃない…?


「明日殿下に聞いてみます、ではお休みなさい。ザック少年もお休み~」


「はい、おやすみなさい師匠!」


おーーい…行っちゃったよ…。


未来さんは至って真剣なようです。独身男性の寝所に一晩共にいることが、宜しくないことだということまで頭が回っていないようです。


これナッシュ様に相談しとこうかな…まあ極端な話、寝所で何か間違いがあってくれた方が…色んな方面の方々が安堵されるとは思うので悪い事ではない…はずよね?


次の日の朝


またガレッシュ様の部屋には障壁が張られていた。


それを見た未来は扉の前で悲壮な表情で立ち尽くしていた…。


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