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暴れる乙女の好感度

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突然に降って湧いた、カデリーナ姫のドラミン(仮)疑惑である。


私はジューイから届いた書類をタクハイハコから出すと、昨日確認したナッシュ様の承認済書類を再び入れ直した。そしてジューイ宛に書いたアテナックを書類の束の上に張り付けて、蓋を閉めて『ネンパス』を蓋の上の透明な魔石にかざした。魔石がピカンと輝いた。


ネンパスプレミアム会員? とはいえアテナック…宅配伝票は手書きだ。コレは各国…今の所はナジャガル、シュテイントハラル、カステカートの三ヶ国の公所かタクハイ所の窓口に置いてある。まあ、取りに行かねばならんが致し方ないだろう。そうだ、コロンド君にアテナックの用紙をたくさん貰って来ておいて!と頼まなきゃね。


そしてプレミアム様の特典は利用回数無制限なのだが、その分高い!金額見てびっくりした。そりゃナッシュ様も物申すはずだわ。私だったら手で運べ、足を動かせ!と言いたくなる金額だ。


只、所在のハッキリした遠方同士のやり取りはタイムラグなく出来るし大変便利なものに間違いない。ネットや電話が無いのだ…画期的な発明だ。


イヤ待てよ…ふと気がついた。カデリーナ姫がユタカンテ商会のドラミン(仮)技術開発者だとしたら…このキラキラしい方の妹になるの?異世界人って王族の妹になれるの?


麗しの王子様はお茶を飲んで私の作ったマドレーヌを優雅に召し上がっておられる。とてもあんたの妹、ドラミンじゃね?とは聞けない


「それで…どうですか?討伐の状況は?」


麗しの王子様がナッシュ様に問われた。ナッシュ様と王子様、こういう魔獣が増えているだの、この頃のガンドレアはこうだ…とか色々と話しを始めたので、私は静かに去ろうとした。そしてジューイからの書類を抱え直して、ヒラッと封筒らしきものが床に落ちたのに気が付いた。拾って宛名を見てみる。私宛だ。差出人はジューイ?どうしたの?手紙?メモでもいいのに……ちょっと嫌な予感を感じつつ、居間を出てキッチンに入り手紙を開けた。ガサガサ…


『今日、異界の乙女が第三部隊の詰所に乗り込んで来て、泣きながら暴れていた。全然言葉が通じなくて正直困った。皇宮にいる者もここ最近、乙女の言葉が分からない、こちらの言葉が伝わらないらしい。3日後にコーデリナ神殿の巫女姫がロンバスティンの剣の召喚式を執り行いたいから、乙女に伝えてくれ…と言われたがこちらではアオイも居ないしお手上げだ。取り敢えずお前に伝えるだけはしておく事にした。残りの討伐期間、怪我だけは気を付けろよ


ジューイ』


ちょ…ちょ…ちょっとぉ大変なことになってるじゃないの!暴れたってどういう程度のものなの?コロンド君や他の人に怪我とか無いのかしら?この妙に淡々とした手紙内容じゃ状況がよく分かんないよ~ああっ~こういう時に電話とかメールがあればいいのにぃ~


しかも、どえらい内容が淡々と書かれているじゃないか


ロンバスティンの剣の召喚だってぇ!?その…勇者の剣って召喚するものなのぉ?それは正確な情報なのかっ?だって本物の勇者じゃないから剣は現れない、てナッシュ様は言ってたよね?どうしよう


そうだ、何かあったらナッシュ様に相談…だった!


ソワソワした気持ちで居間に静かに戻った。ああ、ちょうどいい、お茶のおかわりを入れましょう。お二人にお茶を注ぎ直してタクハイハコの近くへ行く。どうしよう…


「どうしましたか?魔力が乱れていますよ?」


びっくりして声の主、麗しの王子様を見た。魔力の乱れ?どういうこと?


「何かあったのではないですか?こう…心配ごととか心が乱されることですとか…違いますか?」


イエ、当たりです。見える目ってそういうのも見えるんですね…正直びっくりです。


「どうしたんだ?そうなのか?」


キラキラ王子としょっぱい皇子2人共に言われ、恐る恐るナッシュ様にジューイからの手紙を差し出した。怪訝な顔をしながらも、差出人がジューイなのを確認すると、ナッシュ様は急いで中の手紙を確認した。


「……はぁ…いない時に限って何かあるんだよなぁ…」


ナッシュ様は読み終えると苦笑いをした。そして私に手紙を返してきた。


「暴れるって言ったって、あの子だろう?泣き叫んでいたのを見たコロンドがげんなりして、女性全般に対する好感度を下げたくらいはあっただろうが実質、被害があったらジューイがもっと詳しく書いてくるはずだ」


いや、それでもコロンド君はそんな女を見て恐怖はしたはずだよ、なにすんだよ沢田美憂めっ。


「しかしコーデリナ神殿の巫女姫も勝手なことをするなぁ…」


「何か…あの神殿の…困り事ですか?」


おっとそうだった。カデリーナ姫は巫女に誘われたりしてたっけ、アイザックのおっさんといい、巫女姫といい、シュテイントハラルには迷惑かけ通しだなぁ…


「あ、いえ大したこと…とも言えなくもないのか?ええと、我が国には『異界の乙女』という伝承がありまして…」


「ああ、存じてますよ。確かその異界の乙女が勇者を選んで力を授けるとか…でしたか?」


ナッシュ様の言葉にアルクリーダ殿下が答え、そして私はしばらく語り部ナッシュ様の言葉に耳を傾けた。


「500年前、我々の願いを聞き入れ、異界の乙女はこの地に降り立った…そして勇者を選び、ロンバスティンの剣を授けたとされている。その後その剣でかの地に住む魔の眷属はふり払われた…とか。しかしロンバスティンの剣は皇宮に保管されている訳でもなく、その異界の乙女がその後どうなったのか…一切伝わっていないことから、私はただの作り話だと思っていますが」


ええ、そうなのっ!?


「異界の乙女つまり…異界からの迷い子が、たまたま強い剣士と巡り合っただけではないかな?」


夢が無さ過ぎるよっこのしょっぱい皇子めっ!


アルクリーダ殿下はう~むと言って顎を摩っている。


「しかし、うちの歴史書でも500年前に魔の眷属の数が著しく減少していたと書いてありますよ?偶然でしょうか?」


ほら見なさいよ!麗しの王子様がこうおっしゃっているわよっ!


「で…最初の話に戻りますが、その剣を召喚とは些か荒唐無稽なことには違いないですね」


ナッシュ様がマドレーヌを口に放り込みながらそう言った。ちょっと、下品ですよっ!


「召喚魔法はそれこそ制約が多い。強い剣が欲しい…とか漠然としたものは召喚出来ない。例えば有形の物なら色、形、重量、その物の持つ特異な性質など、明確に心に描けなければ召喚出来ない。例え出来ても存在が不安定な状態ならば、形あるモノとして存在出来ない。すぐ消えてしまうだろう」


な、なんだか急にナッシュ様が賢い皇子様みたいになっているけど…つまり、剣の召喚は難しいという事ね?


「召喚とか…勝手にさせておけばいい。どうせ木刀みたいなのしか召喚出来ないさ」


ひどい言いようですね…ナッシュ様。


「でも、伝承でも作り話でもいいですから、魔の眷属を一時的にでも減少出来る剣なら欲しいですよね?」


そうよね~アルクリーダ殿下に大いに賛同致しますよ。そんな剣なら、魔獣に困らされている方々をたくさん助けられるものね。きっと、アレよ。一撃でバシューーンと魔獣が吹き飛んだりして、あの剣みたいな凄いのよ…ホラあれ…名前が出てこない、甥っ子がやっていたあのゲームの…


「エフェルカリード!だったかな?」


「どうしたアオイ?」


嫌だわ叫んでしまった。いいえ何でも、と微笑んでその場を濁した。とりあえずお二人プラスキラキラ護衛の方で一度、合同巡回に出て来るから…とナッシュ様達は出かけて行った。


「アオイ、頼まれていた食材買ってきましたよ」


それから暫くして、フロックスさんが帰って来た。


フロックスさんは、退治した魔獣を一度纏めて買い取って貰う為に、冒険者ギルドに出かけていたのだ。


え~と私はSFとかファンタジー小説はあまり詳しくないけれど…冒険者って遺跡とか洞窟とか入ってお宝を探したりするのかな?とか思っていたら、私の想像していたのとちょっと違うみたいだった。


依頼の出ている害獣や魔獣退治に出かけたり、薬の素材を集めに行ったり…お店の売り子をしたり…要は危険な事もあるけど、短期アルバイト斡旋所みたいなものだった。でもそこで実績のある優良な人材になると昇格(冒険者ランク)が上がってより良いバイトが選べるようになるらしい。成程…


「その冒険者ギルドは魔獣の素材を買い取ってくれるのですね?」


「そういうことです。保存状態の良い魔石があればかなり高価で買い取ってくれます」


なるほど、短期アルバイトでも自分の頑張り次第で高額な戦利品が得られるバイトが選べるわけだ。


私はフロックスさんに買って来て貰ったお菓子の材料をキッチンに運び入れると、シュークリーム作りに精を出した。


夕方近くになってナッシュ様は戻ってきた。アルクリーダ殿下達と一緒に…キッチンに入って来たナッシュ様はしきりに首を捻っている。


「あのさ、アオイ」


「はい、なんでしょう?このシュークリームは食後のデザートですよ?」


「えぇ今食べたかった…ってそうじゃなくて…えっと…私のヨジゲンポッケに見たことない剣が入ってるんだけど…アオイ入れた?」


はぁ?どういうこと?見たことない剣?


「どうして、私が剣なんてヨジゲンポッケに入れるんですか?」


「だ…だよな、うん。でもこのポッケ…私とアオイしか触ってないから…もしかして…と思って」


ナッシュ様がしどろもどろになっている。珍しい…どうしたのだろう?すると横からアルクリーダ殿下が話に割って入ってきた。


「アオイさん、真偽の程はともかく、とにかくっ一度見て下さいっ!凄いですよっ!」


ちょちょ…何?なんなの?麗しの殿下、すごく興奮していない?


ナッシュ様はアルクリーダ殿下に急かされるようにヨジゲンポッケの中に手を入れた。その瞬間、空気が変わった。何だろう、そうあれだ…神社やお寺とか緑深い森の中にいるみたいに空気が澄んでいく。ナッシュ様はゆっくりとポッケの中から手を引き抜いて行く。どんどん空気が澄んでいく。うわ~すごい。


「すごいっ!すごいですよっこれはっ!」


アルクリーダ殿下どうしたの?大興奮よ?落ち着いて…


やがてナッシュ様は手を抜ききった。その手の中には……長剣があった。あ、ホントだわ、剣…よね?


……ん?よく見れば…アレ?あの濃紺色のツルンとしたフォルムの長い剣どこかで…ああ、あの柄の飾り、主人公の名前のイニシャルで…ん?


「あああ!?それぇエフェルカリードじゃない?」


私の叫びにキッチンに居た男性陣の視線が一斉に私に注がれた。


「アオイッ!やっぱりアオイのじゃないかっ!?いつの間にこの剣どこで手に入れたっ!?」


「アオイさんっ何処で入手されました!?私の推察では異界の剣ではないかと思うのですがっ」


ちょっと…ちょっ…何っ何っ何なのよぉ~~~美形皇子達に詰め寄られて慌ててしまう。ちょっと待って?え?え?


「だからっ先程から言ってますが…ポッケに剣を入れたことは無いです!それと私がその剣を知っているのは…え~と」


想像の物語…ゲームの中のキャラクターが所持していた剣みたいって?どうやって説明したらいいのかしら?


「確かにアルクリーダ殿下のおっしゃる通り…異界の剣…には恐らく違いないのですが、実在はしないのです」


「どういうことだ?」


ナッシュ様に一度頷いて見せた。それとその剣がさっきから深呼吸しているみたいに動いて見えるんだけど、正直怖い。


「私の世界の物語…そう、物語の登場人物が所持していた剣、つまり架空の剣なのです」


「なんと!」


「ありえん…本当なのかアオイ?」


「私の記憶に間違いなければ、その形と色…私の知っている…エフェルカリードの剣です」


そう私がさっき思い出していた、甥がしていたゲームの中で登場していた剣。甥はあの一族の中じゃ珍しく素直な優しい子で…この子になら頑張って会社大きくして渡してあげてもいいかな?と思えるくらい一番好きな甥っ子だった。


今はもう会えないけど…


「分かりましたよっ荒唐無稽の…まさに召喚ですよ!ナッシュルアン様っ!」


アルクリーダ殿下の言葉に皆が仰天したようだ。仰天はしたが…すべて納得できる。答える声が震える…私は皆様をゆっくりと見回した。


「私…皆様と召喚魔法の話をされている時に、魔獣を一撃で払える剣があれば…と思い出していたのが、そのエフェルカリードで…そういえば…色とか形とか剣の性能…性質…を思い出していて…あの剣なら魔物もすぐに倒せるのにな…て考えていました」


「そして…召喚してしまった…のか」


ナッシュ様の呟きに肯定も否定も出来ない。正に荒唐無稽だし、架空の剣が実在するかのようにここに存在出来るなんて…あれ、だったら?すぐに消えるのでは?


「あ、あの…でしたらすぐに消えるのでは?架空の剣ですし…不安定な存在ですよね、ソレ?」


ナッシュ様とアルクリーダ殿下はお互いに顔を見合わせた。どうしたの?皇子達?


「実は先ほど巡回している時に魔人が出て来て、無意識にポッケからこの剣を取り出してしまったのだ」


ナッシュ様の言葉に戦慄する。


ま、まっ魔人ですってぇ!?あの引き千切るくらい強い、あの魔人?


「本当に無意識にその剣を一振り、振っていた…一瞬で魔人は消えた…」


「な…なんですって?」


「まさに消えたのですよ、アオイさん。剣で一撃…塵になりました。もっと詳しく言うと魔素の塊が瞬時に霧散して空中に消えました。跡形もありません。残骸も探しましたがありませんでした」


キッチンが水を打ったように静かだ


「とにかく…このことは当面は私達だけの秘密に。よいな、お前達も他言はせぬように」


アルクリーダ殿下は後ろに控えていた護衛のお兄様三人に言った。護衛のお兄様達は強張った顔のまま「御意」と短く答えていた。


「ナッシュルアン様、驚かれているのは重々承知ですが…これはアオイさん、延いては神の贈り物ではないかと私は思うのです」


アルクリーダ殿下はうっとりするほどの慈愛の籠った目でナッシュ様を見ていた。ああ、なんて美しい皇子達なんでしょう。なんだか…禁断の匂いがするわね、こんな真剣な時にいけないっ…私ってば。


「正直、ガンドレアから溢れてくる魔の眷属に我々は手を焼いていた。この剣さえあれば、まさに一撃で殲滅出来るのではないでしょうか?素晴らしい神の…恵賜ですよ」


アルクリーダ殿下はすごく興奮しておられた。とりあえず日も落ちて来たので、夕食をどうぞ…ということで、皇子と王子は二人でお先に…と食事を準備しかけたら、アルクリーダ殿下が


「皆で食べればよいではないか!」


とおっしゃったので…護衛の方含めて10人分の夕食の支度をすることになった。正直、ドレンシー君とルル君が手伝ってくれて良かった。そして意外にもルル君が料理上手なのが発覚した。


「うちは…両親いなくて、ばーちゃんと妹との三人暮らしだったから…料理も手伝っていた」


ちょっと!男前で料理上手ってポイント高いわよ!と褒めちぎってあげた。ルル君が珍しく嬉しそうに微笑んでいた。これってクーデレっていうのかしら…可愛いわねぇ。


今日の夕食は『テンプラ』である。海鮮が無いのは仕方ないので、野菜のてんぷら以外に、とり天(魔獣鳥)とロイエルホーンの串焼きとかも出した。居酒屋さんのメニューのようだ。そうだ、この世界に居酒屋さんってないよね?固定の○○料理の店…しかないような?作れば儲かるかな…そうだっシテルンリゾートに一号店を作ってみるかな~


「何をニヤニヤしているんだ?」


びっくりした。またあなたですか…ナッシュ様。横に急に立たないで下さいよ。


「今…シテルンリゾートの素敵な計画を思いついたのです!」


ナッシュ様には兎に角、乙女の秘密…以外の事は隠し事はしないことに決めたのだ。私はキッチンでテンプラを摘まんでいるので、夕食はご一緒は辞退して…皆様にシュークリームを食後のデザートにお出しした。ナッシュ様、リスみたいに頬張ってるわ


「アオイッこれも美味しいなっ!この中に入っているクリーム最高だなっ」


「お口に合いまして何よりですわ」


生クリームを作るのが非常に難儀したが、なんとこちらの地方で良質の生乳が手に入るとのことで、思い切ってフロックスさんに買って来てもらったのだ。時間魔法をフロックスさんに掛けてもらい、時間短縮しました。とりあえず、腐らない魔法があるので大量の生乳買って来て貰った。余った生乳はコロンド君にあげればいいしね。あら?皇子様特権だって?フフフ…使えるものは皇子でも使いましょう。しかし生クリームって少ししか取れないのね…フウッ。


やがてアルクリーダ殿下達は帰られた。そういえば、他国からやって来たのよね?国境とかどうなっているのかしら?まぁ地続きなら普通に歩いて入れるし、今更言っても仕方ないか。湯殿のでアレコレ考えながら体を洗い、部屋に戻ろうとすると居間に…


変態じゃない…ナッシュ様が居た。


「どうされたのです?」


ナッシュ様は窓際に佇んでいた。黙っていればカッコいいのよねぇ〜喋ると残念だけど…


「…ん?いや…なんだか…眠れなくてな」


「気持ちが高ぶっておられるのでは?温めた生乳でも飲まれます?」


ちょうど良いではないか、良質の生乳があるし。ナッシュ様は黙って私に付いて来た。


カップに蜂蜜?みたいなのを入れて生乳を入れてヒートの魔法をかけた。いい匂い…自分の分も入れた。


キッチンで2人向かい合って座る。きっと何か話したいことがあるのじゃないかと思う。ナッシュ様が話し出すのを待った。


「アオイのくれたあの剣な…」


「はい」


「普段は使わないことにした」


衝撃である。なんでまた?アレすごい威力らしいじゃない?使わないと勿体ないよ?


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