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零之巻
20××年ついに完成したシノビシステム
製作者はサイズの合わない白衣を纏い
一見高級そうなニトリセールで半額で買った椅子に深く腰掛け
スマホをすいーっとスライドさせ、余裕をぶっこいていた。
「やった!完成したよ!シノビシステム!早速つけて起動させてみよッ・・・」
とその時なんと不運にもすぐ隣の部屋で研究していた時空を捻じ曲げてどーにかこーにか
して過去とか・・・なんていうか、時間をどうにかする装置が動きだし、
シノビシステムの装置だけをピンポイントで飛ばしてしまった。
「あぁ!!」
この話はそんな適当な研究者が作った機械とそれを使うクズの物語。