生駒一正の事績（尾張 生駒氏）
生駒一正 /ikoma,kazumasa
（生誕：1555～没年：1610）
（土田一正）・三吉・正俊・讃岐守。尾張譜代衆。生駒本家は尾張の商人。秀吉の臣・親正（近規）の息子。信長小姓の大塚又一郎と義兄弟。信長の室・生駒殿（尾張の豪商生駒氏の娘）の縁戚で、信頼厚く旗本の中核となる一族。将才あり、信長に父と別行動で一隊を統率することが許された織田家中きっての若手将校。父と行動を別とし旗頭として軍事活動、
1570年惣領・生駒家長が「越前攻略」の陣中で信長の盾となり負傷し、代役として戦場での活躍が期待された。
1577(天正5)年3月紀州雑賀攻め、荒木村重の有岡城攻囲にも参戦。摂津の高槻城在番。中国攻めの与力の父（生駒親正）とは別行動。のちに讃岐国で17万石。
（関係者）
土田親重 （＊～1556）（生駒親重）・出雲守・甚助。姉が織田信秀の室（土田御前）、織田信長・信勝兄弟の生母。1556年明智城を後詰するが斎藤軍に撃退される。生駒加賀守・豊政の養子。
土田＊ （＊）（生駒）・弥兵次。秀久の息子。弟に生駒親正。政久の孫。室は生駒吉乃（のち信長側室）。1556年明智城を後詰するが斎藤軍に撃退される。
生駒親正 （1526～1603））（土田親正）・七郎右衛門・土田甚助・雅楽頭・左近大夫・正成・近世・近規・近親。三中老。信長の信任厚い生駒一族。土田親重の息子。織田信長の親戚。羽柴秀吉の与力として中国方面軍所属。嫡子・一正は信長直参。1570年、越前朝倉攻略「金ヶ崎の殿軍」に与力。淡路渡海組（水軍衆）。15万石。
生駒 ＊ /ikoma,*（＊）（土田）・勝介・勝助・正之助・庄之助。生駒摂津守・久通の息子。生駒親重（親正の父）の甥。元・犬山織田信清の家臣。織田信長馬廻兼親衛隊・黒幌衆のひとり（黒幌ナンバー10）。「浮野の合戦」に武功。信長に仕官。黒幌衆に選抜される。1569年伊勢北畠氏攻略に「大河内城攻囲」尺限廻番衆に選抜。以降経歴不明。
生駒 ＊ （＊）平左衛門。1569年伊勢「北畠氏征伐」に「尺限廻番衆」に選抜される。「使番（幌?）衆、新規メンバー№2」。
生駒家長 （＊）八右衛門。丹羽郡小折村領主。生駒蔵人・家宗の息子。妹・生駒吉乃は信長の準正室。織田信忠は甥。灰・油の商売を主とする。信長馬廻衆。はじめ犬山城主織田信清の被官。
1558年「浮野の合戦」に従軍。
1560年9月織田家より諸荷物馬一匹の関税を免除される。
1561年「森部合戦」に殊勲。
1569年伊勢「北畠氏征伐」に従軍。
1570年「越前進攻」での敗戦に信長の身代わりとなり負傷。「姉川の合戦」にも佐々成政与力として軍功。1570年「小谷城撤退戦」殿軍参加（陣抜け参戦）。北畠信雄後見。伊勢長島城主。
生駒利豊 （＊）隼人正。尾張国小折の豪族。生駒家長の息子。信長の室、生駒吉乃の甥。
森 正成 （＊）甚之丞。織田信忠・信雄の母方（生駒吉乃の妹婿）の縁者。生駒家長、織田信長の義理の弟。1569年小坂（前野）雄吉とともに北畠信雄の守役。
森 雄成 （＊）久三郎。生駒吉乃の妹の息子。甚之丞嫡子。柏井衆。小坂雄吉に従い北畠信雄に出仕。
森 雄秀 （＊）清十郎。生駒吉乃の妹の息子。甚之丞次男。雄成の弟。
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（本編登場人物）
生駒一正 （1555～1610）三吉・正俊。
・・・・・最初、織田信長の小姓として出仕、のち信長の命で池田九郎丸（正九郎）とともに奇妙丸付きの家臣となる。池田とともに奇妙丸を支える。
「備中長船長義」が愛刀。
