旗頭・瀧川一益、東海道西方面軍(伊勢方面軍)
東海道西方面(伊勢方面)軍
瀧川一益 (*1525~1586)<大伴・富永・池田>・(久助?)・左近将監。近江甲賀郡大原出身。近江五反田城主、伴(大原・富永)資清(一勝)の息子。父が池田恒興の縁戚で、織田家の女婿(信秀の娘か?)として迎えられる。1557年頃には側近として登場。1567年北伊勢侵攻の旗頭として軍功を重ねる。1571年伊勢の茂福盈豊を長島に誘殺。1572年畿内京洛の政務も担当。1573年4月足利義昭との起請文に織田家重臣として名を連ねる。1574年伊勢長島一向一揆を殲滅。北伊勢五郡を支配する。長島城主。1575年「長篠の合戦」に従軍。1575年「伊勢浜田の合戦」に浜田元綱親子を破る。1578年10月摂津の荒木村重の離反に対して織田信忠に従い鎮圧に出動。1578年播磨「神吉城攻囲」に出動し負傷。1582年織田信忠の「甲州乱入」に補佐役として従軍。武田勝頼を討つ。上野一国と信濃国小県・佐久二郡を与えられる。関東上野国にて箕輪城主から厩橋城主。のち桑名城主。息子に八麿、一忠、一時。養子に雄利。
瀧川一勝 (*)(伴・大原)・瀧・豊後守・資清。貞勝の息子。兄弟に高安範勝、池田恒利。息子に一益。
瀧川* (*)(細野)・八麿・八丸。一益の息子(長男・庶子?)。瀧川一門衆。1568年北伊勢の豪族・細野藤敦との和議の為に、細野家に養子。1577年長野信包の攻撃により細野藤敦の出奔。
瀧川一忠 (1553~1615)三九郎。一益の息子(2男・嫡男扱い)。瀧川一門衆。上野国の豪族・真田昌幸の娘婿か(息・一積が昌幸婿とも)。真田信之、信繁(幸村)と義兄弟。織田信忠の「忠」拝領か。「甲州攻め」、その後、関東攻略に活躍。厩橋城城代。のち秀吉と激しく対立する。伊勢長島城主。家督剥奪後は真田家の食客。息に一積。
瀧川一時 (1568~1603)八郎・久助。一益の息子(3男)。瀧川一門衆。1582年北条家との「神流川の合戦」に従軍。北条家の捕虜になりかける。のちに秀吉の命で嫡男・瀧川一忠が追放された為、瀧川家家督。息に一乗。
滝川雄利 (1543~1610)木造・三郎兵衛・下総守・一路・友足・源浄院主玄。伊勢の豪族。木造具康の息。瀧川一益の娘婿。瀧川一門衆。1568年頃の瀧川一益による北伊勢攻略の過程で、瀧川一益の養子となる。1577年「北畠具親の乱」に伊勢「森城攻略」。1578年伊賀の下山甲斐と丸山城築城。「伊賀の乱」に敗走。1581年伊賀平定戦に長野信包の副将。息子に正利。
滝川忠征 (1558~1635)木全・彦次郎・豊前守。尾張中島郡出身。木全忠澄の息子。瀧川軍団所属。1568年頃の瀧川一益による北伊勢攻略の過程で、瀧川一益の養子となる。1578年播磨「神吉城攻囲」に従軍し負傷。尾張蟹江城主。のち秀吉に出仕。「小田原征伐」に活躍。
瀧川法忠 (*)木全・出雲守・彦五郎。木全忠澄の息子。
津田秀政 (1546~1635)織田秀政・小平次・正秀。織田家一門。織田信秀の叔父、織田秀敏の孫。津田(織田)秀重の息子。瀧川一益の娘婿。瀧川軍団所属。瀧川一門衆。織田信長の命により、瀧川一益の与力となる。のちに徳川家に出仕し、江戸幕府の奉行として、西尾吉次(東国担当)とともに各国の地域図を作成。上野国松井田(松枝)城主。
瀧川詮益 (*)儀大夫。瀧川一門。弟に権三郎。
瀧川益重 (*)<大伴・富永・池田>・儀太夫・義大夫・益氏・(詮益?)。瀧川一益の弟(または甥とも)。瀧川軍団所属。瀧川一門衆。儀太夫益重は天正10(1582)年~15年にかけて活躍が伝わる。1582年2月「甲州征伐」に活躍し上野国沼田城主。1582年5月上杉方の「宮野城攻囲」敗戦。「本能寺の変」後、伊勢峰城主。津田盛月、松下之綱とともに津田宗及茶会に度々参加。息子に辰政。辰政は池田家に出仕。
佐治益氏 (*1527~1635)(前田・瀧川)・新介・氏益・(益重?)。一益の従兄弟(or 甥)。瀧川軍団所属。瀧川一門衆。天正10(1582)年5月、先鋒として越後国人を三国峰に撃退。関東撤退のち伊勢亀山城主。息子に(前田)利益。
瀧川秀景 (*)木全・右京進。
瀧川* (*)木全・刑部少輔。大矢城主。
木全忠澄 (1534~1610)(木俣)・紀ノ忠澄・又左衛門。征詮の息。父の代に浅井政高に降伏臣従。苅安賀城主・浅井政貞の家臣。のち瀧川一益に出仕し家老職。美濃国境の一揆鎮圧に軍功。息に瀧川一門に加えられた瀧川忠征、木全河内守・木全兵部、友田新右衛門。
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(本編登場人物)
瀧川一益 (*1525~1586)<大伴・富永・池田>・(久助?)・左近将監。
・・・・第2話9部から登場。現在は伊勢方面の旗頭として奮闘中。第28話頃では多芸御所を焼き討ちし織田軍の健在を全国に宣伝した。
木全忠澄 (1534~1610)(木俣)・紀ノ忠澄・又左衛門。征詮の息子。息子の忠征は瀧川家の養子。
・・・・第17・18話に登場。軍功により「槍の木全」の異名をとる。鯏浦城城主。
木全* (*)河内守。<小説上の人物>
・・・・忠澄の一族。第17話100部に登場。
友田* (*)忠左衛門。<小説上の人物>
・・・・木全家の与力。第17話101部に登場。城を守り玉砕する。
滝川忠征 (1558~1635)木全・彦次郎。木全忠澄の息子。一益の養子。
・・・・蟹江城の留守居。奇妙丸に応じて援軍、6隻の安宅船艦隊を率いて駆け付けた。
佐治益氏 (*1527~1635)新介。一益の一族。一門に奇妙丸の小姓・佐治新太郎。
・・・・大野城の留守居。奇妙丸に応じて援軍、6隻の安宅船艦隊を率いて駆け付ける。最新鋭の大鉄砲を装備。
津田秀政 (1546~1635)織田秀政・小平次・正秀。織田家一門。織田信秀の叔父、織田秀敏の孫。
伊藤長時 (*)掃部助。長野(伊藤)重晴の子孫。伊勢長嶋城主。杉江長島願証寺、一族から離反しあ伊藤縫殿助と争っている。
滝川雄利 (1543~1610)木造・三郎兵衛・下総守・一路・友足・源浄院主玄。
・・・・・第17話100部ちらっと説明に登場。
木造具政 (*)実は北畠具教の弟。第17話100部の説明に登場。
柘植保重 (*)三郎左衛門。木造家の家老。第17話100部の説明に登場。