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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
色色の歌
93/297

第92首 完全な忘却

よしさらば わするとならば ひたぶるに あいみきとだに おもいいづなよ

 もういい、仕方ないわ。

 わたしのことを忘れたなんてね。

 でも、そんなことを言うのなら、もう完全に忘れてよ。

 あの夜のことでさえ思い出さないでね。


【ちょこっと古語解説】

○よし……まあいい、仕方ない。

○さらば……そうであるならば、の意。ちなみに、別れの挨拶としての「さらば」もこの意が発展したものという説があり、「そういうことであるなら、今はもうお別れの時、では」という意味が込められているという。

○ひたぶるに……元の形は「ひたぶるなり」で、「ひたすらだ、いちずである」の意。

○逢い見……「逢う」も「見る」も、男女が関係を結ぶことを表している。

○だに……「~さえ」の意。

よしさらば忘るとならばひたぶるに逢い見きとだに思い出づなよ(続後撰和歌集)


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