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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
色色の歌
73/297

第72首 別れの鳴声

おのがねに つらきわかれは ありとだに おもいもしらで とりやなくらん

 鶏が朝を告げていた。

 もう帰らなければいけない、と起き上がる彼を見るわたしの胸がしめつけられる。

 朝。

 恋人との別れのとき。

 そんなつらい時を告げるものだなんてことさえ知らないで、鶏はただ鳴いているのだろうか。


【ちょこっと古語解説】

○おのが……自分の。

○ね……音、なき声、響き。

○だに……「~さえ」の意。

○で……打消(うちけし)接続を表し、「~ないで」の意。「しらで」は、「知らないで」くらいの訳となる。

○ら()……現在推量を表し、「~しているだろう」の意。

おのがねにつらき別れはありとだに思いもしらで鳥や鳴くらむ(新勅撰和歌集)

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