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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
色色の歌
70/297

第69首 自らを恨む

うらみじな なにわのみつに たつけぶり こころからたく あまのもしおび

 きみのことを恨んでいるわけじゃないんだ。

 だって、きみのせいじゃないんだから。

 まるで藻塩火のようにぶすぶすと燃えるきみへの気持ち。

 この気持ちに苦しめられたとしても、それはそういう気持ちを持ったぼく自身が悪いのだから。


【ちょこっと古語解説】

○じ……「~しないようにしよう」という打消(うちけし)意志を表す。

○難波……現在の大阪市およびその付近。

○御津……津は「わたしば」を表す。津のつく地名を思い起こしてみよう、そのほとんどが川や湖の渡し場や海の港のハズ。御は敬称、難波の津が皇室の港だったことから敬称をつける。

○海人……漁師のこと。男女どちらも表す。

○藻塩火……塩を取るために海藻を焼く火のこと。恋人への燃えるような思いをイメージさせる。

恨みじな難波の御津に立つけぶり心からたく海人の藻塩火(新勅撰和歌集)

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