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第65首 会いに来て
みるめかる あまのゆきかう みなとじに なこそのせきも われはすえぬを
みるめを採る漁師が河口まで往き来する道にわたしは、来ないで、という意を込めた関所を据えたりしていません。
見る目はありますから、会いに来てくださいね。
【ちょこっと古語解説】
○みるめ……海藻の一種。漢字で書くと、海松布。同音の語句である「見る目」すなわち「会う機会」を掛ける。
○あま……漁師のこと。男女どちらも指す。
○湊……河口のこと。
○なこその関……東北地方にあったとされる関。福島県いわき市勿来町関田字関山において、「勿来の関」として観光地化されているが、本当にそこにあったのかどうか、そもそも存在したかどうかすら定かではない。「な来そ」(来ないで)の意を掛ける。
みるめかる海人の行きかう湊路になこその関も我はすえぬを




