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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
色色の歌
53/297

第52首 名を惜しむ

うらみわび ほさぬそでだに あるものを こいにくちなん なこそおしけれ

 あなたのことを恨みに恨んで、もう恨む気力もなくなりました。

 そのたびに流す涙をぬぐっていたせいで、わたしの袖は乾きもしません。

 袖がダメになってしまうのでさえ惜しいのに、それにもまして惜しく思うものがあります。

 それはわたしの名誉。

 うまくいかないこの恋が人の知るところとなって、わたしの名誉が汚されるのが惜しくてなりません。


【ちょこっと古語解説】

○わび……「~に疲れて」の意。

○だに……「~でさえ」の意。

○なん……「な」は、「必ず~」の意。「ん」は、「~だろう」という推量を表す。全体で、「必ず~だろう」くらいの意味。

恨みわびほさぬ袖だにあるものを恋に朽ちなん名こそ惜しけれ

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