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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
色色の歌
44/298

第44首 告げる想い

かくとだに えやはいぶきの さしもぐさ さしもしらじな もゆるおもいを

 きみのことがこんなに好きなんだ。

 せめてそれだけでも伝えたいけれど、伝えることはできない。

 きみは知らないだろう。

 さしも草がじりじりと燃えているように、ぼくの心もまた、きみを想って燃えていることを。


【ちょこっと古語解説】

○かくとだに……「かく」は、「このように」の意。「だに」は、「せめて~だけでも」という意味。全体で、「このようであるということだけでも」くらいの訳。

○さしも草……よもぎの異名で、灸に用いるもぐさの材料となる。

○さしも知らじな……「さ」は、「そのように」の意。「し」「も」は強調の語で、「さ」を強めている。「じ」は、「~ないだろう」という意味。「な」は、詠嘆の語。全体で、「そのようであるとは知らないだろう」くらいの訳。

かくとだにえやはいぶきのさしも草さしも知らじな燃ゆる思いを

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