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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
色色の歌
40/297

第40首 行く先不明

ゆらのとを わたるふなびと かじをたえ ゆくえもしらぬ こいのみちかな

(曽禰好忠)

 この恋がどうなるか、ぼくには分からない。

 ぼくはまるで激流に翻弄される小舟の船頭のよう。

 かじを失くしてしまって、もう流れに身を任せるしかない。

 この気持ちがこの先どこへ向かうのか、もう分からないよ。


【ちょこっと古語解説】

由良(ゆら)のと……京都府宮津市の由良川の河口。激流。

舟人(ふなびと)……船頭のこと。

○かじ……舟を操る道具。一番イメージしやすいのは、ボートのオールだろう。

○たえ……元の形(=辞書で引くときの形)は、「たゆ(絶ゆ)」で、「なくなる」の意。

由良のとを渡る舟人かぢをたえ行くへも知らぬ恋の道かな

(新古今和歌集/恋1-1071)

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