表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
色色の歌
4/296

第4首 告白のとき

ひとしれず おもえばくるし くれないの すえつむはなの いろにいでなん

(詠み人知らず)

 きみに知られずにずっと想いを寄せて来た。

 ずっとずっと、ずっと。

 秘めたこの気持ちが苦しくて、もうこれ以上隠せそうにない。

 その唇に差す鮮やかな紅が、末摘花を思わせる。

 花の色が黄から赤へと変わるとともに、深まってきたぼくの想い。

 好きなんだ。

 今こそきみにこの気持ちを告げよう。


【ちょこっと古語解説】

末摘花(すえつむはな)……ベニバナの異名。花は染料や口紅となる。山形県の県花。

○色に出でな()……「色」には「外に表れる気配・様子」という意があり、「なむ」は「必ず~しよう」という意味から、「外に表してしまおう」くらいの訳になる。

人知れず思へば苦し紅の末摘花の色に出でなむ

(古今和歌集)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ