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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
色色の歌
39/297

第39首 死に至る恋

あわれとも いうべきひとは おもおえで みのいたずらに なりぬべきかな

(謙徳公)

 きみの態度は冷たくなって、ついには顔も合わせてくれなくなった。

 悲しいよ。

 でも、ぼくのこの悲しみをきみは分かってはくれないだろう。

 だから、ぼくのことをかわいそうだとも、思ってくれはしないね。

 このまま、きみに恋い焦がれながら、死んでしまいそうだよ。


【ちょこっと古語解説】

○言()べき人は……べきは、「べし」で当然の意を表し、「~するはず」くらいの訳。「人」は、「恋しいあの人」の意。よって、「言ってくれるはずの恋しいあの人は」くらいの訳になる。

○思()えで……「思ほえ」は、元の形は「思ほゆ」で、「思い浮かぶ」の意。「で」は、「~ないで」という意味。全体で、「思い浮かばないで」くらいの訳。

○いたづらになり……「いたづらになる」は、死ぬことを意味する。

あはれとも言ふべき人は思ほえで身のいたづらになりぬべきかな

(拾遺和歌集/恋5-950)

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