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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
色色の歌
31/297

第31首 いつか見た

みかのはら わきてながるる いずみがわ いつみきとてか こいしかるらん

(中納言兼輔)

 広々とした野を割って大河が流れている。

 その川のようにこんこんと湧き出て来るあの人への想い。

 どうしてだろう。 

 一度も会ったことがないのにこんなに恋しいのは。


【ちょこっと古語解説】

○みかの原……京都府相楽郡加茂町を流れる木津川の北側の一帯。

○わき……「分き」と「湧き」の二つの意味が掛かっている。「分き」は、「分ける」の意で、「湧き」は、「湧く」の意。

○泉川……現在の木津川。

○いつ見きとてか……「見き」は、「見る」+「き」で、「き」は過去の意を表す。「とて」は、「といって」の意。「か」は疑問。全体で、「いつ会ったことがあるといってか」くらいの訳。

みかの原わきて流るる泉川いつ見きとてか恋しかるらむ

(新古今和歌集/恋1-996)

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