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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
色色の歌
3/296

第3首 恋心秘めて

よしのがわ いわきりとおし ゆくみずの おとにはたてじ こいはしぬとも

(詠み人知らず)

 白い波頭が見える。

 まるで岩を切り崩すような勢いで、川の水が流れている。

 きみに寄せるぼくの気持ちは同じくらい激しいけれど、決して外には表さない。

 言いふらすような軽い気持ちじゃないから。

 じっとこらえて、秘めたまま。

 たとえ、この恋心に苦しんで、死んでしまったとしても。


【ちょこっと古語解説】

○吉野川……奈良県中央部を流れる川。

○音には立てじ……「音に立つ」とは、「うわさになる」の意。「じ」は、「~しないようにしよう」という意味なので、「音には立てじ」で、「うわさにならないようにしよう」くらいの訳になる。

吉野川岩切り通し行く水の音には立てじ恋は死ぬとも

(古今和歌集)

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