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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
万葉の歌
291/297

第290首 はやる想い

いましらす くにのみやこに いもにあわず ひさしくなりぬ ゆきてはやみな

(大伴家持)

 今この国の都となっている恭仁京。

 この都にいるわたしは、あなたに会わないで年月が過ぎてしまった。

 今頃あなたは何をしているのか。

 帰って早くあなたに会いたいものだ。


【ちょこっと古語解説】

〇知らす……「知る」+「す」。「知る」は統治するという意味で、「す」は尊敬の助動詞。全体で「統治なさる」ほどの訳。誰が統治しているのかは分かり切った話(時の帝)なので(あるいは和歌には音数の制限があるからか)書いていない。

久邇(くに)(みやこ)……恭仁京。奈良時代、聖武天皇が一時都とした地。現在の京都府木津川市加茂地区。

(いも)……男性から見て親しい女性を呼ぶ語。

〇見な……「な」は希望を表す終助詞。会いたい、ほどの訳。

今知らす久邇の京に妹に逢わず久しくなりぬ行きて早見な

(万葉集4-768)

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