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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
万葉の歌
281/297

第280首 面影だけで

かくばかり おもかげのみに おもおえば いかにかもせん ひとめしげくて

(大伴家持)

 あなたのことが面影に見えるばかり。

 それだけでこんなにも恋しいとしたら、

 この先どうすればいいというのか。

 人の目が多くてなかなか会えないのに。


【ちょこっと古語解説】

〇かくばかり……これほど。

面影(おもかげ)……顔つき。

〇おもほえば……「おもほえ(=元の形は『おもほゆ』で、思われる)」+「ば(=仮定を表す助詞)」

〇いかにかもせむ……どのようにしようか。

人目(ひとめ)(しげ)くて……「人目」は他人の目、すなわち世間のこと。「繁く」は、あまり多くて煩わしいこと。全体で、「世間の目が煩わしくて」ほどの訳。

かくばかり面影のみにおもほえばいかにかもせむ人目繁くて

(万葉集4-752)

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