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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
万葉の歌
273/297

第272首 三重の痩身

ひとえのみ いもがむすばん おびをすら みえむすぶべく わがみはなリぬ

(大伴家持)

 あなたがその身を結ぶなら一重で足りるでしょう。

 その帯がわたしは三重に結べてしまえるほど。

 それほどに私の身はやせ衰えてしまいました。

 あなたへの恋心で。


【ちょこっと古語解説】

(いも)…男性から見て、親しい女性を呼ぶときの呼び方。対義語は、()

()…推量を表す助動詞。

〇べく…元の形(=辞書で引くときの形)は「べし」で、推量を表す助動詞。これも推量かよと思われるかもしれないが、腹を立ててはいけない。推量の助動詞は、古文には8個ある。

〇ぬ…完了を表す助動詞。訳は、過去と同じ「~た」でよい。

一重のみ妹が結ばむ帶をすら三重結ぶべく吾が身は成リぬ

(万葉集4-742)

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