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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
万葉の歌
270/297

第269首 あとでまた

のちせやま のちもあわんと おもえこそ しぬべきものを きょうまでもいけれ

(大伴宿祢家持)

 後瀬山に籠ってしまうのもいいかもしれません。

 でもこれから後もあなたと会おうと思うからこそなのですよ。

 いつ死ぬか分からないこの身がこうして今日まで生きているのは。


【ちょこっと古語解説】

後瀬山(のちせやま)……福井県小浜市中央部にある山。

○こそ……強調の語。文末に来る語を通常の「終止形」から「已然形」という形に変える効果を持つ。これを「係り結び」と言う。

()けれ……元の形は「生く」で、この形になっているのは、前述した「こそ」の効果。


【ちょこっと背景解説】

 この和歌は、第267首への返歌。返歌とは、ある和歌に対する「返」事としての和「歌」のこと。

後瀬山後も逢はむとおもへこそ死ぬべきものを今日までも生けれ

(万葉集4-739)

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