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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
万葉の歌
269/297

第268首 恋に耐えず

よのなかの くるしきものに ありけらし こいにあえずて しぬべきおもえば

(坂上大嬢)

 この世の中で、恋ほど苦しいものはありません。

 そんなことを言ったら大げさでしょうか。

 いいえ、大げさではありません。

 なにせ、恋しさに耐えられないで死にそうな思いをしているのですから。


【ちょこっと古語解説】

○ありけらし……「あり」は「ある」で、「けらし」は「~だったらしい」くらいの意味。全体で、「あったらしい」ほどの訳。

○あ()ず……「耐えられない」の意。

○死ぬべき……「べき」は、元の形(=辞書で引くときの形)は「べし」で、「当然に~になる」という意味を表わす助動詞。「死ぬことになる」「死ぬはずの」くらいの意味。

○おも()ば……「~ば」は、「~すると」くらいの意味で、「~ならば」の意味ではないので注意。全体で、「思うと」ほどの訳。

世間の苦しきものにありけらし恋にあへずて死ぬべきおもへば

(万葉集4-738)

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