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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
万葉の歌
268/297

第267首 またあとで

かにかくに ひとはいうとも わかさじの のちせのやまの のちにもあわんきみ

(坂上大嬢)

 わたしたちの仲を、あれこれと人は取り沙汰するかもしれません。

 いっそ若狭道(わかさじ)をたどって、後瀬の山にでもこもってしまいましょうか

 いいえ、それよりも、人の言葉など聞かないで、これから先も会いましょう。


【ちょこっと古語解説】

○かにかくに……あれこれと。

○人……恋の和歌だと、「恋人」を指すことが多いが、ここでは、「他人」の意。

若狭道(わかさじ)……若狭へ行く道。若狭は、今の福井県南西部。

後瀬(のちせ)の山……福井県小浜市中央部にある山。

○若狭道の後瀬の山の……次に来る「後」という語を導くための序詞(じょことば)。序詞とは、ある語を導くために置かれるイントロ部分のこと。

かにかくに人はいふとも若狭道の後瀬の山の後にもあはむ君

(万葉集4-737)

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