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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
万葉の歌
267/297

第266首 占いのわけ

つくよには かどにいでたち ゆうけとい あしうらをそせし ゆかまくをほり

(大伴宿祢家持)

 久しぶりに月が出て、きみのところに行けそうな夜。

 門の所に出て、いろいろな占いをした。

 きみのところに行くのに良い日なのかどうか。

 何度も何度も、いい目が出るまで。

 どうしても、きみのところに行きたいから。


【ちょこっと古語解説】

(かど)……門前のこと。

○出で立ち……元の形(=辞書で引くときの形)は、「出で立つ」で、ある場所に出て立つことを言う。

夕占(ゆうけ)……夕方にする占い。

足卜(あしうら)……歩数で行う占い。

()かまくを()り……行きたいと思って。


【ちょこっと背景解説】

 この和歌は、第265首(万葉集4-735)への返歌である。返歌とは、ある歌への返事としての歌のこと。

月夜には門に出で立ち夕占問ひ足卜をそせし行かまくを欲り

(万葉集4-736)

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