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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
万葉の歌
263/297

第262首 名惜しまず

いましわし なのおしけくも われはなし いもによりては ちたびたつとも

(大伴宿祢家持)

 今となっては、もうこの名が惜しいことなどありません。

 名が惜しいと思っていたのは、昔、あなたと出会う前のこと。

 その頃は、確かにこの名が惜しいと思っていました。

 しかし、あなたと出会った今となっては、わたしの名などどうでもいい。

 あなたとの関係が原因であれば、千回浮き名が立っても、構わない気持ちです。


【ちょこっと古語解説】

○いまし()し……今となっては。

○おしけくも……惜しいことも。

(いも)……男性から見て親しい女性を指す。

千遍(ちたび)……千回。転じて、回数が多いこと。

いましはし名の惜しけくもわれは無し妹によりては千遍立つとも

(万葉集4-732)

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