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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
万葉の歌
261/297

第260首 間の悪い夜

あわんよは いつもあらんを なにすとか そのよいあいて ことのしげきも

(大伴坂上大嬢)

 会おうと思えば会える夜はいつでもありました。

 それなのに、どうしてまたあの晩にお会いしてしまったのでしょうか。

 あの晩、お目にかかったことが周囲に知られて、

 わたしたちの仲に関する噂が、うるさいほどになってしまいました。


【ちょこっと古語解説】

逢はむ(あわん)……「逢ふ」+「む」。「逢ふ」は、単に会うことだけではなく、男女が一夜を共にすることまでを含む。「む」は婉曲(えんきょく)を表す助動詞。訳さなくてよい。全体として、「一夜を共にする」くらいの意味。

○何すとか……どうしてか。

(こと)(しげ)き……「言」は「噂」の意。「繁き」は元の形は「繁し」で、「あまりにも多くてうっとうしい」という意。全体で、「噂がうっとうしいほどなされるようになった」ほどの意味。

逢はむ夜は何時も有らむを何すとかそのよひ逢ひて言の繁きも

(万葉集4-730)

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