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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
色色の歌
26/297

第26首 乱れ乱れて

みちのくの しのぶもじずり たれゆえに みだれそめにし われならなくに

(河原左大臣)

 みちのくにあるしのぶずりのその美しい乱れ模様。

 その模様のようにぼくの気持ちも乱れている。

 誰のせいだろう。

 ぼく自身のせいじゃない。

 他ならぬきみのせいで、これほど心乱れているんだ。


【ちょこっと古語解説】

陸奥(みちのく)……東北地方。特にその東半分。

○しのぶも()ずり……現在の福島県信夫(しのぶ)地方から産出された乱れ模様の()(ごろも)。摺り衣は、忍草(しのぶくさ)の茎や葉の汁を摺りつけて染めた衣のこと。

○われならなくに……「~なくに」は、「~ではないのに」という意味。この和歌が詠まれた頃には、古い言い方になっていた。「われならなくに」で、「わたし(のせい)ではないのに」くらいの訳。

陸奥のしのぶもぢずり誰ゆゑに乱れそめにしわれならなくに

(古今和歌集/恋4-724)

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