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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
万葉の歌
247/297

第246首 噂話のせい

かきほなす ひとごとききて わがせこが こころたゆたい あわぬこのころ

(丹波大女娘子)

 垣のように周りを取り巻いて、噂話をする人たち。

 その人たちが、わたしたち二人の悪評を流している。

 それを聞いて、心がくじけてしまったのでしょうか

 この頃、あの人は、わたしに会ってくれないのです。

 

【ちょこっと古語解説】

垣穂(かきほ)……垣根のこと。

人言(ひとごと)……世間の噂。

背子(せこ)……女性が、夫・恋人・兄弟など、親しい男性を呼ぶ言葉。

○たゆた()……元の形は、「たゆた()」で、ゆらゆらと動いて定まらないこと。ここでは、心が定まらないことを言う。

逢は(あわ)ぬ……「逢は」は元の形は「逢()」で、単に会うだけではなく男女が夜を共にすることまで指す。「ぬ」は元の形は「ず」で、打消を表す助動詞。

垣穂なす人言聞きて我が背子が心たゆたひ逢はぬこのころ

(万葉集4-713)

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