表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
万葉の歌
241/297

第240首 乾かない袖

わがせこが あいみしそのひ きょうまでに わがころもでは ふるときもなし

(巫部麻蘇娘子)

 わたしの愛するあなた。

 あなたと最後に夜を過ごしたあの日。

 その日以来今日まで、わたしの衣の袖は乾いたことがありません。

 あなたを思う涙でいつも濡れているのです。


【ちょこっと古語解説】

背子(せこ)……女性が男性を愛おしんで言う言葉。愛しいあなた、くらいの意味。

(あい)()し……「相見」は元の形は、「相見る」で、互いに見ること。ただし「見る」というのは、単に相手を視界に収めることではなくて、その視界に収めた相手と夜を過ごすことまで言うこともある。「し」は、元の形は「き」で、過去を表す助動詞。

(ころも)()……袖のこと。

我が背子が相見しその日今日までに我が衣手は乾る時もなし

(万葉集7-703)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ