239/297
第238首 別の場所で
はつはつに ひとをあいみて いかにあらん いづれのひにか またよそにみん
(河内百枝娘子)
お目にかかれたのは、ほんの少しの間のこと。
今度は、いつ、どちらで、どのようにお会いできるでしょうか。
今夜のようでなくても構いません。
よそながらにでも、お姿を見ることができたら、それだけで満足です。
【ちょこっと古語解説】
○はつはつに……わずかに。
○人……和歌において、「人」とあったら、普通は、「恋しいあの人」の意。
○外……別の場所。
○む……推量を表す助動詞。「~だろう」くらいの訳。
はつはつに人を相見ていかにあらむいづれの日にまた外に見む(万葉集4-701)




