表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
万葉の歌
230/297

第229首 恋心遠くへ

かすがやま あさいるくもの おおほしく しらぬひとにも こうるものかも

(中臣郎女)

 春日山に朝、雲がかかっている。

 その雲のようにぼんやりとしながらあの人のことを思う。

 話したこともない人。

 そういう人にも恋をすることがあるんだなあ。


【ちょこっと古語解説】

春日(かすが)山……今の奈良市東部、春日大社の背後にある山。

()る……動かずにとどまっている。

○お()ほしく……元の形は「お()ほし」で、「ぼんやりしている」意。

○かも……詠嘆を表す語。「~だなあ」くらいの訳。「~かもしれない」という意味ではない。


春日山朝居る雲のおほほしく知らぬ人にも恋ふるものかも(万葉集4-677)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ