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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
色色の歌
22/297

第22首 忘れ草の種

わすれぐさ なにをかたねと おもいしは つれなきひとの こころなりけり

(素性法師)

 夏の日に忘れ草が大輪の花を開いている。

 まるで心配ごとなんて無いみたいに目いっぱい。

 いったいこの草は何から生まれたんだろう、なんて考えてみた。

 冷淡な人の心から生まれたんじゃないかって、そんなことを思ったよ。


【ちょこっと古語解説】

○忘れ草……ユリ科のカンゾウ類の総称。初夏に花をつける。若葉は食用となり、それを食べると、嫌なことを忘れられるという。

○つれなき……元の形(=辞書で引くときの形)は、「つれなし」で、「冷淡な」の意。現代語でも「つれない」という。第6首、11首に同じ。

○けり……和歌の中で使われると、「~だなあ」という詠嘆の意を表す。第21首に同じ。

忘れ草何をか種と思ひしはつれなき人の心なりけり

(古今和歌集/恋5-802)

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