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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
万葉の歌
218/297

第217首 気鬱のわけ

いまさらに いもにあわめやと おもえかも ここだわがむね いぶせくあるらん

(大伴家持)

 なぜかこのごろ気づまりでうっとうしい。

 今はもうあなたに会うことはない。

 そう思うからなのだろうか。

 これほどぼくの胸がふさがって気が晴れないのは。


【ちょこっと古語解説】

○今さらに……今はもう。

(いも)……男性が女性を親しんで呼ぶときに使う語。現代語の(いもうと)に限られず、「妻・恋人・姉」も指す。

○めや……「~だろうか、いや~ない」という意味。

○ここだ……こんなにもはなはだしく。

○いぶせく……元の形は「いぶせし」で、気が晴れない気持ちを表す。

○ら()……現在の推量を表す助動詞。「今~しているだろう」くらいの訳。

今更に妹に逢はめやと思へかもここだ我が胸いぶせくあるらん(万葉集4-611)

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