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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
万葉の歌
208/297

第207首 風の無い身

かぜをだに こうるはともし かぜをだに こむとしまたば なにかなげかん

(鏡王女)

 訪れたものの正体が風であっても羨ましい。

 風を恨むことができるのも恋人が訪れる可能性があるからこそ。

 それさえもない我が身。

 風だけだとしても、恋人を待てるのならば何を嘆くことがありましょうか。


【ちょこっと古語解説】

○だに……「~でさえ」の意。

(とも)し……うらやましい。

○何か嘆かむ……「か」は反語。反語とは、「~だろうか、いや~ではない」と、疑問の形を借りた否定。「む」は推量。「何を嘆くことがあろうか、何も嘆くことなどないだろう」くらいの訳。

風をだに恋ふるは羨し風をだに来むとし待たば何か嘆かむ(万葉集4-489)

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