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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
万葉の歌
196/297

第195首 大雪の理由

わがおかの おかみにいいて ふらしめし ゆきのくだけし そこにちりけん(五百重娘)

 竜神にお願いしたのです。

 わたしの住む岡に雪を降らせてくださいと。

 そちらでも雪が降ったとのこと。

 きっと、こちらの雪のかけらが、そちらで散ったのでしょう。


【ちょこっと古語解説】

○おかみ……雨や雪など、水をつかさどると信じられていた神。竜神。

○降らしめし……「しめ」は元の形は「しむ」で、「~させる」という使役の助動詞。「し」は元の形は「き」で過去を表す助動詞。全体で、「降らせた」くらいの訳。

○雪の(くだ)けし……雪がくだけたもの。

○け()……過去の推量を表す助動詞。「~しただろう」くらいの訳。


【ちょこっと背景解説】

○この和歌は、第195首への(へん)()。返歌とは、人から贈られた和歌に対する「返」事の「歌」。

わが岡のおかみに言ひて降らしめし雪の摧けし其処に散りけむ(万葉集2-104)

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