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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
万葉の歌
194/297

第193首 恋心素直に

たまくしげ みもろのやまの さなかずら さねずはついに ありかつましじ(藤原鎌足)

 みもろの山のさなかずら。

 そのさなかずらのつるを、あなたのところまで。

 あなたに巻きつけて、たぐりよせたい。

 そうして、あなたを手に入れて、一緒に寝ずにはいられない。


【ちょこっと古語解説】

○玉くしげ……櫛などの化粧道具を入れる美しい箱。箱には、中身があることから、「み」を導く枕詞(まくらことば)となる。枕詞とは、ある語を導くための前置きとして使われる言葉で、訳にはあらわれない。

○みもろの山……三輪山のことか。三輪山は、今の奈良県桜井市三輪にある山。

○さなかずら……つる性の木。さね(=男女が共寝をすること)を導く

○かつましじ……「~ないだろう」「~できそうにない」の意。


【ちょこっと背景解説】

○この歌は、第192首への(へん)()。返歌とは、人から贈られた歌に対する、お「返」しの「歌」のこと。

玉くしげみもろの山のさなかずらさ寝ずは遂にありかつましじ(万葉集2-94)

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