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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
色色の歌
19/297

第19首 昔日の想い

つきやあらぬ はるやむかしの はるならぬ わがみひとつは もとのみにして

(在原業平)

 月の光がさやか、梅の香がかすか。

 あのとき、きみと感じたものと同じものであるはずなのに。

 何かが違う。

 ぼくだけがあのときのまま、めぐり来る春が違うなんてことがあるだろうか。

 いや、そんなことはない、なにもかも昔のまま。

 それなのになぜだろう、なにもかもがこんなにも違って見えるのは。


【ちょこっと古語解説】

○月やあらぬ……「月や昔の月ならぬ」の略。「や」は反語。反語とは、「~だろうか、いや~ではない」という、疑問の形を借りた否定。「ぬ」は、「―ではない」という打消(うちけし)の意であるので、全部で「月は昔の月ではないのか、いや、昔のままだ」というくらいの訳。

月やあらぬ春や昔の春ならぬ我が身ひとつはもとの身にして

(古今和歌集/恋5-747)

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