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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
万葉の歌
189/297

第188首 恋心枯れず

むらさきの におえるいもを にくくあらば ひとづまゆえに われこいめやも(大海人皇子)

 一面に広がる紫草。

 その中に立つあなたは輝くように美しい。

 今はもう人妻となってしまったけれど、それを憎いとは思えない。

 もしも憎んでいたら、これほどあなたに心引かれるだろうか。

 

【ちょこっと古語解説】

○紫の……この「の」は、「~のように」を表す比喩の用法。

○匂()る……「匂()」の元の形は、「匂()」で、「美しく照り輝く」意。何かが香っているわけではないので、注意。「る」は元の形は「り」で、存続を表す助動詞。「~している」くらいの訳。全体で、「美しく輝いている」くらいの訳になる。

(いも)……男性が、親しい女性に呼びかけるときの語。

○ば……仮定を表す助詞。「もし~ならば」くらいの訳。

○めやも……「~だろうか、いや~ではないなあ」くらいの訳。

紫の匂へる妹を憎くあらば人妻ゆえに我恋ひめやも(万葉集1-21)

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