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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
色色の歌
178/297

第177首 命延ばして

わすれじの ちぎりばかりを むすびてや あわんひまでの のべのゆうづゆ

 忘れないよ、また会おう……。

 結んだ約束だけを胸にした旅路の空の下。

 夕暮れに広がる野の草の上に、露が結ばれる。

 その露のようにはかない我が身だ。

 約束を果たすまでの命があれば、と祈らずにはいられない。


【ちょこっと古語解説】

○じ……打消(うちけし)意志を表す助動詞で、「~しないようにしよう」「~しまい」くらいの訳。

(ちぎ)り……約束。

○逢()……元の形は、「逢()」で、男女が思いを遂げること。

()……婉曲を表す助動詞。婉曲とは、断定を避ける表現のことで、ここでは、「逢ふ日」が来るかどうか分からないので、「逢はむ日」としている。

○野べ……野のあたり。野原。

忘れじの契りばかりをむすびてや逢はむ日までの野べの夕露(新続古今和歌集)

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