表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
色色の歌
165/297

第164首 波の向こう

あうことは なみじはるかに こぐふねの ほのみしひとに こいやわたらん

 会うこともないあの人は

 波の遥かの船のよう

 ほの見ただけのあの人に

 恋をし続けるのかしら


【ちょこっと古語解説】

○逢()……単に会うことだけではなく、男女が夜を共にする意も含む。

○なみぢ……なみの部分に、「無み」と「波」の二つの語が重ねられている。「無み」とは「無いので」という意味で、「波」は「波ぢ(=船の通う道筋)」とつながっていく。

○ほのみ……元の形は「ほのみる」で、「ほのかに見る・ちらりと見る」の意。

○し……元の形は「き」で、過去を表す助動詞。

○や……疑問を表す助詞。

○わたら……もともとは「移動する」の意だが、動詞に続いて、「~し続ける」の意を添える。

○む……推量を表す助動詞。「~だろう」くらいの訳。

逢ふことはなみぢはるかに漕ぐ船のほのみし人に恋ひやわたらむ(新拾遺和歌集)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ