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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
色色の歌
16/297

第16首 一夜を待つ

いまこんと いいしばかりに ながつきの ありあけのつきを まちいでつるかな

(素性法師)

 すぐに来るよ、というあなたの言葉。

 それを頼みにして待つ秋の夜長。

 何を話そうかな、なんてうきうきとして。

 けっして夜が長いなんて思わなかった。

 でも、あなたは来なくて。

 気がつくと、ほら、有明の月が出ちゃったみたい。


【ちょこっと古語解説】

()……「~しよう」の意。

長月(ながつき)……陰暦(昔のカレンダー)の九月。今の十月くらい。秋分を過ぎて、夜が「長」くなる月。

有明(ありあけ)の月……明け方まで残る月。第11首参照。

○つる……「~した、~してしまった」の意。お勉強的なことを言うと、完了の助動詞「つ」の連体形。

今来むといひしばかりに長月の有明の月を待ち出でつるかな

(古今和歌集/恋4-691)

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