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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
色色の歌
148/297

第147首 留まるもの

ひとはゆき きりはまがきに たちとまり さもなかぞらに ながめつるかな

 秋の日の夜明け。

 あの人は立ち去って、ひとり残されたわたし。

 全くの上の空、ぼんやりと庭を見る。

 留まってくれるのは垣根に漂う霧くらいだなあ、なんて。


【ちょこっと古語解説】

○人……「恋しいあの人」の意。

○まがき……竹や柴などで、目を粗く編んで作った垣。

○さも……まったく、の意。

中空(なかぞら)に……元の形は「中空なり」で、上の空である状態をいう。

○ながめ……元の形は「ながむ」で、物思いにふけること。

○つる……元の形は「つ」で、完了を表す助動詞。「~た・~てしまった」くらいの訳。

人はゆき霧はまがきに立ちとまりさも中空にながめつるかな(風雅和歌集)

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