表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
色色の歌
129/297

第128首 思い通りに

あうたびに これやかぎりと おぼえしを げにありはてぬ なかとなりぬる

 あの人と会って夜を共にするたび考えていた。

 もしかしたら今夜が最後なのかなって。

 そんなことを思っていたら、本当にそうなってしまった。

 途中で終わってしまう仲に。


【ちょこっと古語解説】

逢ふ(あう)……単に会うだけではなく、男女が夜を共に過ごすことまで指す。

○や……疑問を表す助詞。

○おぼえし……「おぼえ」は、元の形は「おぼゆ」で、「思われる」という意味。「し」は、元の形は「き」で、過去を表す助動詞。全体で、「思われた」くらいの訳。

○げに……本当に。

○ありはてぬ……「ありはて」は、元の形は「ありはつ」で、「最後まで持続する」意。「ぬ」は、元の形は「ず」で、打消(うちけし)を表す助動詞。全体で、「最後まで持続しない」という意。

○中……仲、のこと。

○ぬる……元の形は「ぬ」で、完了を表す助動詞。「~た、~てしまった」くらいの訳。

逢ふたびにこれや限りとおぼえしをげにありはてぬ中となりぬる(玉葉集)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ