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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
色色の歌
114/297

第113首 渡らない川

よそにのみ なおいつまでか おもいがわ わたらぬなかの ちぎりたのまん

 離れた所から、あの人のことを思う。

 いつまでこんなことばかりしているんだろう。

 わたしの作る涙の川を、あの人は渡って来てはくれない。

 それなのに、これからもあの人の約束を頼りにするんだろうな。


【ちょこっと古語解説】

○よそ……離れた場所のこと。

○思()川……福岡県中部、太宰府天満宮の付近を流れる御笠川のこと。恋に悩んで流した涙が川を作るほどであると、恋に苦しむ様子を例えた表現。

○ぬ……元の形は「ず」で、打消を表す助動詞。「~ない」くらいの訳。

○ちぎり……約束を表し、特に男女の間の恋の約束のことを言う。

○たのま……元の形は「たのむ」で、「頼りにする」の意。

()……推量を表す助動詞。「~だろう」くらいの訳。

よそにのみ猶いつまでか思ひ川わたらぬ中のちぎりたのまむ(新後撰和歌集)

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